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フォーマルもカジュアルも。柄を活かした名古屋帯のお太鼓結び

  • 2017.12.28

帯結びのポイントを覚えておこう

お太鼓結びは、女性の着物の帯の結び方のひとつで年齢や未婚既婚を問わない一般的な結び方です。丸帯や袋帯では二重太鼓、名古屋帯では、一重太鼓ともいいます。

今回ご紹介する「お太鼓」結びに用いる名古屋帯とは、フォーマルな帯より短く、素材はさまざま。織りや染め、刺繍が施されていることが多く、着つけの際は、柄の位置に気を付けましょう。

帯をふた巻きして締める

着物を着て、帯板を真ん中に納めたら、帯を体に巻きつけていきます。名古屋帯はお太鼓になる部分に柄が入っていることが多いため、まずは絵柄の位置を確認しましょう。

帯の手先の長さを決めたら、胴にひと巻きします。このとき、きつめにギュッと締めるように力を込めましょう。さらにひと巻きして締めますが、帯の位置がずれないように左手は押さえるだけにして、右手を強く引いて締めます。

帯を左右交互に締め上げる

帯をふた巻きしたら、垂れを斜めに折ります。手先を左肩から下ろし、垂れの下へ入れたらそのまま結びます。

垂れを背中で下から斜めに折り上げる際は、手先を右にすべらせて、半分にします。次に、左を上にして一結び。左右交互に力を入れて引き、帯を締めましょう。左側の手先を正面に持ってきてピンなどで挟んで留めておきます。

お太鼓の山を整えて完成

ここで枕を使います。帯山を決めたら、山の中心をしっかり抑えながら紐を結びましょう。お太鼓の山を整え、帯揚げで包みます。

次に、仮紐を帯の下位置に当てて、お太鼓と垂れの長さを決めて仮紐を前で結びます。手先をお太鼓の中に通して、両側に1.5cmずつ出しておきます。帯締めをして、仮紐をほどいたら完成です。帯揚げも綺麗に整えましょう。

名古屋帯のお太鼓結びの仕方をご紹介しました。名古屋帯特有の柄をお太鼓部分で見せられるように、まずは帯の柄をよく確認しておきましょう。

工程の中で、ピンや仮紐を用いて一人でも着つけられるように紹介しています。着付けに必要な小物類を準備しておくこともポイントです。一般的に広く親しまれているお太鼓結びを身につけ、フォーマルからカジュアルまで対応できる名古屋帯でさまざまな着こなしを楽しんでください。

監修:ハクビ京都きもの学院

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