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「とりあえず付き合う」が実は正解?離婚率から考える運命の人

  • 2017.12.26

結婚は人生のなかでも1位2位を争う重大なイベントです。どんな相手と結婚するかによって、その後の人生が大きく変わってしまうからです。特に女性の場合は妊娠・出産・子育てといったことや、今の仕事を結婚後も続けられるかどうかなど、男性よりも結婚の影響が大きくなります。

高望みをしたり、慎重になってしまうのも仕方ないことかもしれません。しかし、実際のところ、そのような慎重な判断は幸せな結婚に結びついているのでしょうか。

日本の離婚率とその中身

ここで注目したいのが、離婚率です。3組に1組の割合で離婚しているというデータがありますが、この数字は結婚して間もないカップルに限定されたものではありません。20年以上結婚生活を続けてきたカップルの離婚の割合が多くなっているのが現状です。

その20年以上前となる時期を振り返ってみると、バブルの絶頂期からバブル崩壊の時期に重なります。そのことから、20年を超えて離婚している人の多くは景気の良いバブル期に結婚したと言えるでしょう。この時期は「アッシー」や「メッシー」といった言葉が流行するほどに女性の売り手市場だった時代です。

より見栄えが良く金銭的余裕のある条件の良い男性を、女性が選び結婚していたのです。

「条件の良い結婚=幸せな結婚」ではない

ところが、20年が経ち、我慢の限界とばかりに次々と離婚してしまっています。つまり、どんなに良い条件で好きだと思った相手でも、結婚して幸せになれるとは限らないということです。背景にはバブル崩壊で不景気になったなど、経済的な要因もあるかもしれません。しかし20年も経てば、経済や社会情勢が変化するのは当然のことです。

今、結婚を考えている人と条件は同じです。もちろん、結婚当時は満足だったのだから良い結婚だったのだろうという結論に至ることもできません。長い結婚生活を最終的に「良い結婚だった」と思えなければ、それは失敗なのです。
これまでのことでわかるのは、吟味して良い条件だと思う相手と結婚することと、幸福な結婚生活とは全く別物であるということです。結婚はゴールではないとよく言いますが、まさにその通りだということがわかります。私達の人を見る目は案外当てにならないものなのかもしれません。

運命の人は「とりあえず」の先にいるのかも?

ならば運命の人はいないのかというと、そんなことはありません。それぞれがどのように行動するかによって運命の人が決まるのです。そう考えると、付き合う前から条件ばかり気にしたり、慎重になったりしているのは時間の無駄かもしれません。

「とりあえず付き合ってみる」そして「悪い人ではないから」と、なんとなく結婚に踏み切ったとしても、互いが互いのために努力できる関係ならば、2人の生活は時間の経過と共により良いものになっていくはずです。

条件を気にして慎重に相手を選び、その結果として離婚が待っているならば、「とりあえず付き合う」から始まる関係が運命の相手で、その人と幸せになれる可能性も十分に高いのです。

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