1. トップ
  2. おでかけ
  3. コンセプトは泊まれる雑誌。ユニークな特集が話題の体験型ホテル

コンセプトは泊まれる雑誌。ユニークな特集が話題の体験型ホテル

  • 2017.12.25
  • 1706 views

歴史深い街に登場した、現代アートに囲まれるホテル

京町家が集まり、京都の静かな暮らしが続く二条城北、西陣エリア。古都の要素があふれるこの場所に、「マガザンキョウト」という複合宿泊施設が登場しました。

古い町家をリノベーションした建物は、白で統一された外観が特徴。中に入ると現代風のシンプルで無駄のない空間が広がりつつも、梁や柱などはそのまま。今と昔が上手く調和された、現代の京都にマッチしたおしゃれな雰囲気です。

宿泊するだけじゃない! 見て感じて買い物もできる

コンセプトは「泊まれる雑誌」。ホテルの空間を雑誌と捉え、建物全体を使って雑誌を表現しています。

1Fは受付とギャラリースペース。ここでは定期的に展示や販売、イベントなどが開催されています。キッチンやお風呂などの設備もしっかり整っているので、宿泊に関する生活の心配は全くいりません。

2Fは、宿泊スペースと販売スペースの2つ。京都の作家をメインに独自の感性が光る作品や雑貨、お土産物などが売られています。

京都のアートシーンに触れる展示ギャラリー

京都というと歴史や古い街並みばかりが取り上げられがちですが、それだけではありません。美術大学が多く、作家やアーティスト活動をしている人もたくさんいる場所です。

京都を中心に活動するアーティストたちの作品は、展示ギャラリーで観ることができます。一般公開しているので、宿泊者に限らず誰でも鑑賞OK。今まで目にしたことがない、心揺さぶられる作品に出合えるチャンスかもしれません。

雑誌の特集を五感で体験! 化学反応で生まれる楽しさ

アート特集や食器特集など、雑誌ではさまざまな特集が組まれています。宿泊施設として空間を使って特集を展開したらどうなるかという試みで、宿泊施設を兼ねた「マガザンキョウト」が誕生しました。

雑誌のように毎回異なる特集を組むことを決まりにしています。特集となるテーマを決め、色々な切り口でテーマに合う人材を探し特集を生み出していくそうです。こうして作り出された特集は、体験の場であり、実験の場であり、さらにはビジネスや新たなアイデアが生まれる場所となります。

未知数の分野だけあって今後の展開に目が離せない

ホテルとアートの新たな可能性を求め、20~40代の方を中心に性別問わず利用されています。外国人のゲストも多く、日本人との割合は半々。

宿泊は1日1組限定で、周囲を気にせずゆっくり滞在できます。アート作品に囲まれながら眠りにつくという貴重な体験は、ここでしか味わえないはず。イベントなどの利用も相談に応じるということで、今後の「マガザンキョウト」にも大きな期待が膨らみます。

京都市営バス「堀川丸太町」から徒歩4分。京都市営地下鉄東西線「二条城前駅」1番出口から徒歩15分です。新しい発見やおもしろい何かに出合える場所。これまでアートに興味がなかった方も、思い切って飛び込んでみてはいかが?

スポット情報

・スポット名:マガザンキョウト
・住所:〒602-8126 京都府京都市上京区中書町685-1
・電話番号:075-202-7477

の記事をもっとみる