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旅の思い出は現像して楽しむ。アートな「泊まれる写真ラボ」

  • 2017.12.25
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銀塩写真好きにはたまらない「泊まれる写真ラボ」

訪日外国人観光客が増えている昨今、同時に増えているのが簡易な宿泊施設のゲストハウスです。特に京都での増加が顕著ですが、その中でも異彩を放っているのが「泊まれる写真ラボ」がコンセプトの「talbot(トルボット)」。

このゲストハウスはドミトリーに個室、1Fがバーというゲストハウスとしてよくある作りに加え、フィルム写真を現像できたり、オーナーのコレクションが飾られたりと、アートな空間として写真好きな旅人を惹きつけています。

現代写真の生みの親の名前を冠するゲストハウス

「talbot」とは写真技術の先駆者でカロタイプの生みの親、ウィリアム・ヘンリー・トルボットから屋号を取りました。写真好きでコレクターでもあるオーナーは、世界中の旅人が集まる京都で銀塩写真の現像ができるゲストハウスを2017年にオープン。

店内は細江英公や五木田智央などのアートピースが常設してあり、まるで美術館に宿泊しているようです。さまざまなアーティストの写真集やアートブックも置いてあり、自由に手に取ることができます。

清潔で明るいドミトリー。一期一会で出会える旅仲間

宿泊はドミトリーで1人3,000円~。男女とも利用可能なミックスドミに、女性専用ドミとプライベート個室の3部屋があります。

ドミトリーは2~4人であれば、家族などで個室利用することもできるそう。ドミトリーの各ベッドには目隠しになるカーテンが上下段ともあり、プライバシーはしっかり守られます。

洗面所やシャワー・トイレは共同ですが、無垢素材で温かみがあり、明るいスペースが気持ちの良い空間になっています。宿泊者には朝食のサービスもあり、嬉しい心遣いです。

自分でフィルムが現像できる。ワークショップや暗室も

「talbot」では現像・プリントの初歩が学べるワークショップを毎日開催。レトロなフィルムカメラの貸し出しもしています。もちろん宿泊者以外でも参加可能。

宿泊者はバー閉店後の12:00から翌朝6:00まで暗室を利用することができます。レンタルしたカメラで撮った京都の写真を自分の手で現像し、故郷の大切な人に送る。旅人の多くは写真を多く撮りSNSなどでアップしていますが、それとはまた違う特別な写真の出来上がりです。

宿泊者以外も大歓迎! アートでグローバルな体験

写真をこよなく愛し、写真をもっと好きになってもらいたいというオーナーの想いが具現化した「talbot」。非日常のアートな空間は宿泊するゲストだけが楽しめるわけではありません。

1Fのバーは宿泊者以外も集える共有のスペース。さまざまな国から旅をしてきた各国のゲストと触れ合うことのできる場になっています。著名な写真家のワークショップやパーティも企画されています。「talbot」のバーで写真トークに花を咲かせるもよし、旅の話を聞くもよし。今日も三条の夜が更けていきます。

ゲストハウス「talbot」は阪急京都線「四条大宮駅」徒歩9分、京都市内最大のアーケード三条会商店街の中にあります。「泊まれる写真ラボ」で新しい京都体験をしてみませんか?

スポット情報

・スポット名:talbot
・住所:京都府京都市中京区西ノ京池ノ内町1-2
・電話番号:080-7085-0102

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