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マリー=フランスの新しい挑戦、「デモデ」

  • 2017.12.25
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ガエル・ダヴランシュが描く絵との出会いを機に湧き出た、 新しいインテリア・ブランドのアイデアの数々。

「デモデ」が彩る、ダイニングルーム。壁に飾ったのは、息子の友人でもあるアーティスト、ガエル・ダヴランシュの油彩画。この絵がコレクションのインスピレーションとなり、花のディテールがクッションやお皿、手帳にプリントされた。リネンも「デモデ」オリジナル。

1 義母から贈られたというシルバーウェアに配したのは、「デモデ」のジュエリー。奥は、「デモデ」のパラフィン・ランプ。
2 クッションは「デモデ」の要。大きさ、手ざわりと使い心地を研究し、生地はベルベット、中身には羽根を使い、70%の詰め具合にこだわった。
3 マリー=フランスとクリエーションに携わる「デモデ」チーム。手前は息子の妻、ステファニー・コーエン、右はコーエン家の友人、エリザ・マリアー。
4 ガエル・ダヴランシュの本と、「デモデ」コレクションの手帳。

“家”を彩るコレクションは、名付けて「デモデ」(流行遅れ)

ビジネスマンの夫が他界した後、アーティスト肌のマリー=フランスは「私はお金の仕切りは得意でないから」と、「メルシー」での収益をマダガスカルの恵まれない子どもたちのための基金に寄付し、コンセプトストアの経営から退いた。

その後、彼女のセンスを知る友人から持ちかけられて手がけたのは、サンジェルマンのレストラン「イブー」のインテリア。食べること、家族や友人をもてなすことが大好きで、“すべてはキッチンから始まる”という思いから、自身のサロンドテ「ミス・マープル」もオープンした。それでも物足りず、小規模ながら何かを始めたいと思っていた彼女の新しいプロジェクトが「デモデ」だ。“流行遅れ”を意味するこの言葉を選んだのは、自分はとにかく好きなことをする、というちょっとした反逆精神から。

彼女の“家づくり”フィロソフィーに賛同するアーティスト、ガエル・ダヴランシュとの出会いを機に、クッション、テーブルウェア、リネン、手帳と、「デモデ」のビジュアル・アイデアは自然と広がった。そして次の新作は、フレグランスキャンドル。「私はダイエット中でも朝食の香りを感じるために、パンをトーストするの」と言うほど、彼女には“家”を感じさせる香りが大事なのだ。「デモデ」のプロダクツをひとつでも手に入れたら、マリー=フランスの“家”への情熱が感じられるかもしれない。

INFORMATION

インテリア・コレクション
「デモデ」と出合える場所は?

9月初旬にはパリ7区にブティックがオープンした。E-shopでは、日本からのオーダーも可能。今後はキャンドルやルーム・フレグランスなども加わる予定だ。

70, rue de Grenelle 75007 Paris
+33 9 83 78 05 65
営業時間:10時30分〜19時
休:日・祝日
www.demode.fr

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