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ふたりを末永くむすぶ「信頼」は「すべてを把握すること」では生まれない

  • 2017.12.25
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「いい恋愛」をするためには、恋人との間に信頼関係を築き上げることが何よりも大事なポイントになるでしょう。


お互いに信頼し合える関係性になれれば、距離ができたり、会えない時間が続いたりしても、その愛情を絶やさない2人になっていけるからです。
ただ、信頼を築き上げていこうとして、間違った行動を取ってしまうと、逆効果になる危険性もあるのです。

■「把握したがる」のは信用していないから

よくやってしまいがちなのが、お互いの「全てを把握しよう」とすること。とにかく全てを知ろうとしてしまうのです。


スケジュールを細かく知ろうとしたり、常に連絡を取り合って、どこで誰と何をしているのかを確認したり・・・。


全てを知って隠しごとをなくせば、何でもさらけ出せるふたりになれるので、不安もなくなるし信用だってし合える、そう考えているのでしょう。ものだと考えやすいのです。


でも、実はそれは彼氏のことを信用していないからこそ取る行動です。
「浮気をしているんじゃないか?」とか「他の女性と遊んでいるかも?」と疑う気持ちが心の片隅にあるから、全てを把握したがるもの。


つまりその段階で、もうすでに「信頼し合える関係」ではなく、疑いによって行動している状態なのです。

■信頼という名の「束縛」になる

「全てを把握させてほしい」とか「全てを教えてほしい」と、彼氏にお願いすること。勝手に探るよりもマシなようにも見えるかもしれませんが、「私が不安に思うようなことしないでね」「信頼できるって思わせてね」という強要でもあります。名目上は「信頼」とか「信用」という形を取っていても、実際のところはきつい「束縛」や「干渉」をされているのと全く同じことです。


それでは彼氏も窮屈さを感じるだけでしょうし、あなたの中に疑う気持ちがある以上、どんなに彼の行動が潔白で、毎日行動を教えてくれたとしても、「隠しているんじゃないか?」「ウソをついているのかも」と、永遠にその不安を抱え続けることになります。


さらに強くなる束縛に、彼はどう感じるでしょうか?言うまでもありませんよね。

■「不安部分」を信頼する勇気を持つ

では、どうすれば相手を信頼できるようになり、相手からも信頼してもらえるようになれるのでしょうか。


最も大事なポイントは、まずはあなたが彼氏を信頼してあげること。


「会っていない時、彼は何をしているのだろう?」と不安に思う前に、「会っているとき」の彼の態度で、彼がいかに愛情を持って接してくれているか、理解しようとしてくれているか、誠実であろうとしてくれているかを実際に感じ取りましょう。


見えないところは、どう頑張ったって見えないのです。それなら、見えるところ、つまり実際に会っているときの彼をきちんと見て、向き合うことからわかることを、信じるほかありません。


彼女からの大きな信頼を感じたら、男性も彼女を裏切るような行動を簡単には取れなくなりますし、「パートナーとしての大事さ」を実感するようにもなります。


把握できない部分や一緒にいられない時間に不安を感じる気持ちはとてもよくわかりますが、そこを疑い続けてばかりいたら、ふたりの関係は絶対にいい方向には進みません。


勇気を出してその不安部分もひっくるめて信頼するという愛情を見せると、彼氏の気持ちにも大きな変化が表れるもの。
そしてそれこそが、信頼し合える関係性を築き上げていく秘訣でもあるでしょう。

おわりに

恋人同士というのは、決して全てを把握し合う関係性ではありません。


たとえ把握できない部分があったとしても、そこに不安を感じなくなれたときにこそ、本当の信頼関係が築けるものなのかもしれませんね。 (山田周平/ライター)


(ハウコレ編集部)

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