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店長はハリネズミ!? ガラスペンとインクで手紙が書ける、レトロかわいい大阪の雑貨店「ポスト舎」

  • 2017.12.22
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大阪の街中にある、緑あふれる公園のそばに店を構える雑貨店「ポスト舎」。店内には使い馴染んだ木の机と椅子があり、ガラスペンとインクを使って手紙を書くことができます。メールでのコミュニケーションばかりの今、紙に文字を書くことの楽しさを思い出させてくれ、時が止まったかのような不思議な時間を過ごすことができますよ。

オーナー夫妻の好きなものを集めた居心地の良い空間

大阪市営地下鉄「本町駅」から徒歩5分ほどの場所にある靱公園は、大阪の街中に広がる、緑溢れる憩いの場所。この公園に面したビルの5Fに今回紹介する「ポスト舎」はあります。
店内に入ると、木のおもちゃや文房具などを中心に、ちょっと懐かしくて味わいのあるアイテムがいっぱい。「文具以外にも器やアクセサリー、マリオネットなども…自分たちの好きなものを集めたお店になりました」という石田さん夫妻が営む雑貨店です。

素朴で温もりを感じる中・東欧の雑貨や文具

おもちゃや文房具は、ドイツやチェコ、ハンガリーなど中・東欧諸国で買い付けてきたものが多く、日本の製品にはないデザインや色合いで、なぜか懐かしい雰囲気が漂っています。ドイツの文房具は実用的ながら美しいデザイン。動物をモチーフにしたチェコの木のおもちゃは、手作り感たっぷりの愛らしい表情をしています。

壁にかけてある紙製の操り人形は、ヒモを引っ張ると表情がかわったり、足が動いたりとちょっとした動きがかわいい一品。ドイツのアーティスト、papierkult-berlinの作品で、温もり溢れる手書きの絵が印象的です。ポストカードなどもあり、日本ではここでしか買えない商品なので注目です。

窓辺に作られているのは手紙を書くコーナー

そして、「ポスト舎」の一番の特徴は窓際に机と椅子があり、ガラスペンとインクを使って手紙を書くことができるスペースがあること。お店オリジナルの便箋や封筒もあるので、まずは便箋や封筒を選ぶところから楽しみましょう。

デッドストックの包装紙など、絵柄のかわいいペーパーをカットし、シルクスクリーンで罫線を印刷した便箋や封筒はお店のオリジナル。デザイナーとしても活動している石田さん夫妻がひとつひとつ手作りしています。

窓辺に置かれた机には今では貴重となってしまった日本製のガラスペンとインクが置かれているので、身近な人への思いを綴ってみましょう。透明で繊細なペン先にインクをつけて書くと驚くほどなめらかで、するすると文字が書けます。インクを乗せて書くという行為自体が楽しく新鮮な体験になるはずですよ。
お店では切手も販売しているので、手紙を書いたらそのままポストに投函することができます。

店長のハリネズミもお出迎えしてくれます

デジタル中心の生活で文字を書くことがなかなかない今、手紙を書くという時間を楽しんで欲しい、そんな思いを込めてこの手紙コーナーを作ったという石田さん。レジ横で寝ているハリネズミの店長、フォコさん(寒さが苦手なので冬は有給とることも…)に癒されたり、窓から見える銀杏の色に季節を感じたりと、雑貨店なのにとっても心和む空間が広がっています。
温もりたっぷりの文具や雑貨に囲まれて、手紙を書いていると子供の頃に戻ったような、不思議な気分を味わうことができますよ。

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