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この冬パリでしたいこと、行きたいところ、BEST5

  • 2017.12.21
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ジョワイユー・ノエル! 雪も散らつく今日この頃。クリスマス休暇カウントダウンで皆が浮き足立っているパリから、新旧のベストアドレス5をご紹介しましょう。

1.Amélie Pichard
まずは私のお気に入りデザイナー、アメリー・ピシャール(Amélie Pichard)。この夏にオープンした小さなブティックには、キッチュな写真やヴィンテージの家具とオブジェが所狭しと並んでいます。レトロ・モダンでちょっとファニーなテイスト、インパクトのある靴とバッグは、お値段もお手頃。私は最近友人のスタイリスト、ヴィルジニー・デロのお勧めで、赤のバスケットを購入しました。

2.Ladda
時差ボケ解消&リラックスには、ラダ(Ladda)。10区の近代的なビルの最上階にあるタイ・マッサージ・サロンときくと、全くパリっぽくはない……。でも、全面ガラス窓のサロンとデッキチェアが並ぶテラスからはパリの下町が見渡せ、“ゼン”な内装とのコントラストがなんともシュール。ラダさんのマッサージはリフレクソロジーから始まり、ほんの数分の間に顧客の体調や弱点を探り当てます。特に効くのは腿のつけねなど、リンパ腺をぎゅーっと押してくれるのと、顎の周りからなんと耳の中までも指を伸ばす、顔のマッサージです。

3.Galignani
パリガイドをする度に紹介しているけれど改めて挙げたいのは、200年余りの歴史を誇るパリいち素敵な本屋さん、ガリニャーニ(Galignani)。市内で開催中の展覧会や最新ニュースにちなんでピックアップした本の数々と、それらに合わせた小物を配したウインドウも、毎回見応えがあります。特にファッションやインテリア、アート関係の本を探すなら、ここへ。新刊の著者のサイン会も頻繁で、英語の本も充実。

4.Crazy Horse
ナイトライフなら、クレイジー・ホース(Crazy Horse)へ。このキャバレーで楽しみたいのは、ウイットに富んだショーはもちろん、ダンサーたちにストライプや水玉のライトを投影する、ライティングの演出です。この秋に始まったプログラム「トータリー・クレイジー」ではスタンダード・ナンバーに、クリスチャン・ルブタン、ディタ・フォン・ティース、シャンタル・トーマスなど、これまでのコラボレーションによる期間限定ショーからの抜粋をミックスした、オムニバス。

5.Abbaye de Royaumont
そしてちょっと足を伸ばして出かけたいのが、パリから約1時間の郊外、アニエール=シュル=オワーズにある、ロワイヨモン修道院跡(Abbaye de Royaumont)。ルイ9世の命で13世紀に設立され、フランス革命時には破壊されます。その後は近くの池から水を引いての水車によるコットンの製造所に……と紆余曲折を経て、今では広々とした庭も含めた美術館と、アート財団になっています。この秋にはホテルと、同施設内菜園からの野菜やハーブを使った料理が美味なレストランもオープン。クラシック音楽のコンサートも頻繁で、週末を過ごすには最適の秘密のアドレス。

それでは皆さん、パリをエンジョイしてください!

アメリー・ピシャールのウインドウ(左)には、私が買ったバスケットと、次に狙っているブーツが。もう一つのウインドウ(右)では、スクリーンで最新作をチェック。

「Ladda」 32, rue de Paradis 75010 Paris 広々としたサロンは待合室、リフレクソロジー・コーナー、そしてケア後のリラックスのスペースとして。

左:ラダのマッサージルーム。アクロバット的なタイ・マッサージはこの布団の上で。右:オフホワイトからベージュを基調に、陶器や本を配した書架。

「Galignani」 224, rue de Rivoli 75001 Paris 12月は、ヴェルサイユをテーマとしたウインドウ。左手に見えるマリー・アントワネット・スタイルのドレスはアレクシ・マビーユ。

今、ガリニャーニで買いたい本。トラベル・ライター、フランシスカ・マッテオーリ(Francisca Matteoli)による昔の地図の話「Map Cities」(左)と、ラデュレのサフィア・トマスによる猫読本、「Mon Cat Book」。

「Crazy Horse」 12, Avenue George V 75008 Paris 客席から見たステージ。カーテンには、クレージー・ホースを象徴するボブ・カットのウィッグをかぶったダンサーの写真が投影されている。

クレイジー・ホース。「トータリー・クレイジー」のフォト・コールブース(左)と、ダンサーのステージ用小物のディスプレイ。

「Abbaye de Royaumont」 95270Asnière-sur Oise 修道院の本堂はフランス革命時にほとんどが破壊されたものの、螺旋階段を内包するこの部分だけが残ったとか。

左:ロワイヨモン修道院跡の別館には、歴史的な石造りのアルコーヴを生かしたバーとレストランが。右:ホテルにはコンテンポラリーとクラシック、2タイプの部屋がある。

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