人気ドラマ『ホームランド』でうつ病捜査官を演じるクレア・デインズ

あけましておめでとうございます。

海外ドラマコラムニストの伊藤ハルカです。

このコラムでは、海外ドラマの裏情報や、海外ドラマに登場する注目のセレブを紹介します。

新年はじめのコラムでは、大ヒットスパイサスペンスドラマ『HOMELAND』で、うつ症状に悩みながらも真実を暴こうと奔走するCIA捜査官キャリー・マティソンを演じるクレア・デインズにフォーカス！ 日本ではシーズン4が放送中で、世界中にファンが多い『HOMELAND』。不安定なのだけど力強い主人公を演じ、圧倒的な存在感を誇るクレアの素顔とは？

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■『HOMELAND』のストーリーを簡単にご紹介！

CIAの作戦担当官キャリー・マティソンは、イラクで内通者からアメリカ人戦争捕虜がテロリストのスパイに転向させられた情報を得ます。そんな矢先、8年間行方不明だったアメリカ海兵隊、軍曹ニコラス・ブロディがテロリストのアジトから救出された事実を知ります。もしかしたら、ブロディがスパイなのでは？ と疑うキャリー。しかし。8年ぶりに帰還したブロディはアメリカでは英雄扱い。CIAの仲間も国民も誰もキャリーの話に聞く耳を持ちません。キャリーは第2のテロ攻撃を防止するため、自身の直感を信じ、仲間が少ない中情報集めから事前のテロ防止に奔走するスリラーサスペンスドラマです。

■まさに演じるために生まれてきた逸材

1979年に、ニューヨーク州マンハッタンにて、芸術家の母と写真家の父の元に生まれたクレア。現在35歳のクレアですが、すでに20年を超えるキャリアのベテラン女優。デビューは、1992年にゲスト出演した『ロー＆オーダー』（シーズン3、第1話）でした。同年に、同じくTVシリーズ『アンジェラ15歳の日々』で主人公アンジェラ・チェイス役を好演し、見事ゴールデン・グローブ主演女優賞を受賞。1シーズンのみの作品だったものの、高い評価と絶大な支持を集めました。わずか13歳の少女が、大物女優でもなかなか獲得できないゴールデン・グローブ賞を受賞とは…彼女がいかに逸材であったか容易に想像できるでしょう。

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その後は活動の場を映画へと移し、映画『若草物語』に出演。続いて、レオナルド・ディカプリオと共演した『ロミオ＋ジュリエット』が大ヒット。一気にブレイクします。ジュリエット役は何ともピュアで美しいお嬢様で、『HOMELAND』で、抗鬱剤を何錠も飲み、精神不安定な中取りつかれたように真実を究明しようとするキャリー役からは想像できません。

ジュリエット役で大きな注目を集めた翌年に名門イェール大に進学します。しかし俳優業に専念するために2年で退学。十分に知名度のあったクレアは、シリアスかつ文学的な脚本と一流の製作陣との仕事を慎重に選び、着々とキャリアを積み上げていきます。

■略奪愛の末、破局。一時はメディアからの非難も…

一方のプライベートはというと、あまりゴシップ誌を騒がせることのない彼女ですが、昔はいろいろあったみたい。俳優のビリー・クラダップを、妊娠中だった恋人メアリー＝ルイーズ・パーカーから略奪し、メディアの非難を浴びています。しかし、そのビリーとは破局。略奪しといてそりゃないだろうと多くの人が思ったようですが、2009年にイギリス人俳優、ヒュー・ダンシーと結婚し、プライベートがひと段落。

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すると、また様々な仕事が舞い込み、主演したテレビ映画でエミー賞とゴールデン・グローブ賞を、2009年から主演する『HOMELAND』でゴールデン・グローブ賞を獲得するなど、女優遺伝子が備わっているとしか言えない、実力を見せつけました。

2015年には最新のシーズン5の放送が決定している『HOMELAND』。現在、2歳の男の子の母親でもあるクレアは、仕事に育児に大忙し！ まだまだ続く大ヒットドラマ『HOMELAND』ですが、母になったクレアの演技にぜひ注目してほしい！

Text Haruka Ito