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さようなら、コレット。ラストを飾るのはサンローランの限定グッズ

  • 2017.12.15
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パリのコンセプトストアの走りとして、20年もの間ファッション・シーンをリードしてきた、コレット。惜しまれつつの閉店に先んじて6月より続けてきたのが、月替わりで1ブランドが上の階を丸ごとジャックする“リレー”。この企画の終盤を飾るのが、サンローランです。

Saint Laurent x Coletteのオープンに際し、スペースの全体が、前回のシャネルのポップアップから週末を挟んでがらりと様相を変えました。鏡ばりのディスプレイ・テーブルとともに配されたのは、20世紀のアイコニックな家具の数々、アフリカのマスクなど。ムッシュ・サンローランのヘリテージと現サンローランのコンテンポラリーな美意識を調和させ、フレンチ・シックを極めた内装です。ここに並んでいるのは、特別に構想されたTシャツやスウェットシャツ、最新コレクションからのウエア&小物など、アンソニー・バカレロのディレクションによる数々の限定コラボレーション・アイテム。ほんの一例をあげると、漆黒に塗ったヴェスパ、ヴィンテージ&カスタマイズドのポラロイド「SX-70」、レオパードプリントまたは写真家デュオ・イネス&ヴィノード(Inez& Vinoodh)による写真で飾られた、アーカイック(Arkaic)のスケートボード、#YSL12キャンペーンのビジュアルでまとめられたカレンダーなどなど。また、バカラのクリスタルやピエール・マルコリーニのチョコーレートなど、メゾンを象徴するハート型モチーフのアイテムも盛りだくさん。

一方フロア奥のギャラリー・スペースで展示・販売されているのは、荒木経惟による16点の写真。アンジャ・ルービックをモデルとし、Saint Laurent Shiki-inと題されたシリーズの、オリジナル・プリントです。

いよいよ今月20日にコレットのドアを閉じた後、母と共に同店を始めたサラ・アンデルマンは、コンサルティング・エージェンシー”Just an Idea”を始めるとか。一方現コレットは、2018年にはサンローランのブティックに生まれ変わる予定です。

店内には、ジャン・ロワイエールからジャンミッシェル・フランクまで、20世紀前半を代表するデザイナーたちの家具が。左は限定カラーのアイカラー・コンパクト。

数あるグッディーズのうち、いろいろな言葉が配されたライターは、特にコレクターズ・アイテム。

ピエール・マルコリーニによる、ハート型チョコレート。店内にはチョコレート用のミニマルなデザインの冷蔵庫も設置された。

ポラロイド「SX-70」は、サンローラン仕様のポラロイド 600モノクロフィルムとセットで。

ピエール・ベルジェ(サンローラン氏の長年のパートナーだった)が生前に経営していた「プルニエ」とのコラボは、サンローラン氏のドローイングをプリントした缶入りキャビア。

Addicted to Love / Addicted to Saint Laurentの両方に読み取れるネオンライトのインスタレーションは、階段の踊り場に。

キャンペーンでも使われ、話題となったハイヒールのローラースケートの一連。

メザニンのギャラリー・スペースでは、荒木経惟の写真展。アンジャ・ルービックをモデルとし、Saint Laurent Shiki-inと題されたシリーズ。

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