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意外に大事な「男女間の機密保持」

  • 2017.12.13

紛れもなく、恋というのは信頼と信用の上にはじめて成り立つもの。そして、この信頼と信用には、秘密はちゃんと守るし、秘密までいかなくても、あんまり相手が知られたくないと思っていることは、いちいち大声で周りに言わないという要素が絡んでくるものですよね。
しかも、恋にはとてもパーソナルな話題がつきものですから、このことはなおさら大切になってくるはず。
今回は、このことを軽んじてしまったばかりに痛い失敗をしてしまった女子の場合について、考えてみたいと思います。
恋がうまくいっていると、テンションが上がってついつい周りにいろんなことを話してしまうこともありますが、越えてはならない一線を超えてしまうことのないように気をつけたいですね。

■1.告白を暴露するなんて・・・・・・

「恥ずかしながら、LINEで今の彼女に告白したんだけど、彼女の友達にそれを見せられて、かなりムカついて怒ったことがある。告白の内容は、かなりデリケートだと思う」(フリーター/23才)
告白をされるというのは、否が応にもテンションが上がるものです。それが好きな男子からのものであればなおさら。交際を知った友達からも、「なんて告られたの?」とか聞かれることも多いかもしれません。
が、告白というのは、やったことがある人ならわかるはずですが、何週間も前から、シチュエーション、セリフの内容について何度も入念にイメトレを繰り返して発動する渾身の一作。
もちろん、告白の相手だけに作ったもの。それを、いとも簡単に、しかもおもしろおかしく語られた日には、二度と告白する勇気なんて出なくなってしまっても無理がありません(まあ、別れなければ「次の告白」なんて不要なわけですが)。
大切な告白の思い出は、自分の心の中に大事にしまっておくか、恋のキューピッドになってくれた親友にだけこっそり話すにとどめ、「茶化してる」と受け取られないような丁寧な取扱いをしてあげたいものです。

■2.勝手にSNSに上げるとは!

「地味に、デートした相手から勝手にfacebookとかにタグ付けされて「デートなう」とか投稿されるの無理なんだよね」(営業/23才)
それが浮気なんかじゃなくても、自分が誰と会ったかが他の知り合いに筒抜けになってしまうというのはそこまで気持ちのいいものじゃありません。その相手と会ったことを周りに知ってほしい、みたいな特異な場合を除いては。
例えば、変な話、その男子が実はあなたとのデートのために、他の友達との先約を「急用が・・・・・・」といって断ってきてくれていたとしたら、その嬉しい作戦を台無しにしてしまうことだってあるわけです。
SNSに上げるときにも、「載せてい?」と一言聞いてくれる人って、好印象ですよねすごく。

■3.逐一友達に報告、要る?

「なんでも友達に筒抜けな女子は怖い。元カノとケンカした翌日に学校行ったら、『あれ、俺って指名手配されてたっけな?』と勘違いするくらい、女子たちからの非難する視線がすごくて、なんか、別の意味で『この子とは問題起こせないな』って思ったよ」(大学生/18才)
私情が筒抜けになってしまうことで、男子はその子との恋をすごく窮屈に感じてしまいます。恋人じゃなくても、例えば友達でも、デートに行ったりしたことなんかが漏えいしてしまっていれば、「この子、デートに誘いづら!」と思われてしまうかもしれません。
恋は、一対一でもなんとか頑張るのが精一杯なのに、こんなふうに「一対多」の構図になってしまっては、うまくいくものもうまくいきません。

■4.そんなこと、詮索されても困っちゃう

「ちょっとパターン違うけど、付き合った後に俺の過去をめちゃくちゃ詮索されて、『元カノって、◯◯な人だったらしいね』みたいに言われるのは、反応に困るし、あんまり話題にしたくないから、嫌かな。意味ないし」(音楽関係/23才)
握った秘密をバラすのもダメなら、秘密を自ら見つけ出すのも、男女間では機密保持義務違反になりえます。
気になるなら、正面切って直接聞く方が感じがいいし、なんだか「筋」な感じがしますよね。また、この男子のいうとおり、相手が自分に話していないことは、基本的には「意味のないこと」「知る必要のないこと」である場合がほとんど。過去のことならなおさら。そういったものを掘り起こすと、余計ないざこざの原因になることも、よくありますしね。

■おわりに

プライバシーとかモラルとか、そういう「ルールを守ろう」的な話の前に、そもそも、「この恋は、ふたりだけの秘密だね」と思い合っている方が、恋ってスリリングで盛り上がりませんか?
どうしてもひとりで抱えこめないときには周りを頼ることも大切だけど、秘密を秘密として守って、ふたりの世界をふたりの世界として守ること。これこそが、「男女間の機密保持」の醍醐味なはずです。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)

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