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240年前から愛されるビルケンシュトック、イベントを開催。

  • 2017.12.13
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1774年にドイツで創業した、世界的なフットウエアブランド「ビルケンシュトック」が、東京・青山にて2018年秋冬コレクションを発表。新たに開設された東京オフィスのお披露目を兼ねたイベントには、モデルやインフルエンサー、ジャーナリストなど、約300人のゲストが招かれ、スペシャルな一夜となった。

イベントでは、8人のモデルたちが、代わる代わる秋冬の新作を履いて登場。先ごろ発表された2018年春夏コレクションの会場と同じく、グリーンがレイアウトされたスペースで、今回ビルケンシュトックのために日本人デザイナー8人が、特別にデザインしたウエアをコーディネートし、シューズを披露した。

ステージは秋冬コレクションのシューズやバッグで彩られた。リラックスした表情のモデルたちによる、心地よい雰囲気のプレゼンテーション。

会場には、アーカイブのポスタービジュアルや、1900年代初めに使われていた木の靴型、さらに往年の人気モデルや、キッズのシューズなどが展示され、まるでビルケンシュトックのアーカイブ展覧会のような特別な空間に。

メイン会場にはポスターや、ディスプレイ用カードなどのアーカイブがコレクション。クラシカルなデザインとともに注目したいのは、その機能性。創業当初からフットベッドの重要性を説き、靴と足の関係性の大切さを唱えていた。

イベントでは、モデルの太田莉菜や中田クルミの姿も。

さかのぼること約240年前、ドイツに誕生したビルケンシュトックは、当時の中敷のデザインや左右同型など靴作りの根本を見直し、足の形状を考慮した靴型を作ることで、自然な歩行を叶える靴作りをスタート。
さらに、足裏の凹凸に合わせた中敷を発案、1900年ごろには足のベッドを意味する「フットヘッド」というアイデアを打ち出し、靴作りにおいて革命的な影響を与え、医療用矯正サンダルの開発などにも発展した。そしていまでは、ドイツだけでなく、世界中にファンを持つグローバルブランドへと成長を遂げている。

イベントで展示されていたビジュアルポスターからも、長年にわたり、歩きやすい靴の研究を続け、その必要性を顧客へ説明し、また、時代に応じたデザインや素材の変化により多くの支持を得てきたことが伝わる。2本のベルトでサイズ調整ができるサンダルの「アリゾナ」や、サボのようなフォルムの「ボストン」、そしてワンベルトの「マドリッド」など、ロングヒットアイテムが多いのも納得だ。

会場の奥には、1908年ごろに作られた木の靴型や、1977年に全7色で発売したストラップサンダルなど、貴重なアーカイブアイテムが並んだ。発表された秋冬コレクションには、フットベッドのコルクソールに好相性なメタリックシルバーのスニーカーも。

2018年の秋冬アイテムではファー付きのサンダルや、ブーツ、スニーカータイプのシューズなどが登場した。歩くほどに足裏の形を記憶して、自分の足の形にフィットするオンリーワンなシューズへと育つ、コルクソールのアイテムも充実。ベーシックなカラーのほか、シルバーなどトレンドカラーも揃う。シューズは、2017年7月にオープンした、日本公式オンラインストアでも購入可能。

先ごろ発表された最新コレクション、2018年春夏のアイテムを一足早く紹介。

自然な歩行を可能にする靴作りは、いまも変わらずに続き、新鮮なデザインを纏い新たな歩みを続けている。

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