絵本に登場するメニューがかわいい！　完全予約制の隠れ家カフェ、神戸「ペンネンネネム」

絵本をテーマにしたインテリアや料理がかわいいと人気を集めている大阪・中崎町のカフェ「ペンネンネネム」。その2号店となるお店が、神戸・東須磨の住宅街の中にオープンしました。扉を開けると、そこに広がっているのは絵本の世界。子供の頃に夢中になったお話の中の登場人物が飛び出してきたかのような、楽しい仕掛けがいっぱいですよ。

住宅街の中で見つけた、物語のはじまる場所

山陽電鉄「東須磨駅」から徒歩10分ほどの場所にある「ペンネンネネム・イン・ザ・フォレスト」。住宅街の中を歩き、坂を登った小高い丘の上にたたずむ一軒家です。お店は完全予約制となっていて、時間やメニューを予約時に決めて来店します。お店の目の前まで看板などは一切ないので、地図などでしっかり確認してから訪ねましょう。

入口で呼び鈴を鳴らすとスタッフの方がお出迎え。案内され玄関を入ると、さっそく下駄箱には靴を題材にした絵本が置かれていました。手書きの看板も掲げられていて、お話の世界へといざなってくれます。

絵本の楽しい気分を盛り上げてくれる席に座って、絵本三昧

店内にはそれぞれ絵本の世界観で彩られた6つ席があり、それぞれ好きな席を選ぶことができます。お気に入りの席を見つけたら、自由に絵本を楽しみましょう。
人気なのは「100匹のネコ」のネコたちが見下ろすアンティークなソファと本棚が置かれた席。本を読んだことがある人はもちろん、読んだことがない人も思わず絵本に手が伸びる楽しい空間になっています。ほかにもサバンナの動物たちでにぎやかなベンチや、目の前を電車が走るテーブルも。どれもスタッフの方がアイデアを考えて手作りしたものばかりで、絵本のわくわくした気分が表現されています。

さまざまな絵本を集めたコーナーも楽しい雰囲気でいっぱい

店内にはベッドルームがあり、子供の頃お母さんに読んでもらったおやすみの絵本や夢やおばけを題材にした絵本がおかれていました。ほかにも食べ物の絵本ばかりを集めたコーナーや、海の動物たちの絵本のコーナーがあり、かわいい人形たちが絵本から飛び出してきたかのようにディスプレイされています。

古い時計がいくつも並ぶ壁には時計の絵本が並んでいました。正確な時間を指している時計はなさそうです。トイレの前にはトイレの絵本のコーナーも。店内には1000冊以上の絵本があり、絶版になってしまった絵本や海外の絵本など珍しい本もあるので、こんな絵本があったのか、と楽しい発見がありますよ。

コース仕立てのメニューも絵本の世界を表現

絵本を読みながら楽しめるのは、月替わりで用意しているランチやデザート。2時間コースと4時間コースがあり、予約時に4時間コース選ぶと、前菜とランチプレート、デザートの3品をコース仕立てで楽しむことができます。
訪れた時はクリスマスをイメージした12月のコース。「3匹のこぐま」の絵本をモチーフにしたスープには大中小のこぐまがチョコンと座っていて、スープの大きさもそれぞれに合わせた大きさになっています。

亀の絵本をイメージしたハンバーガーのプレート「どんどん具がのっかった高い高ーいかめバーガー」は親子の亀のバンズがかわいい一品。どうやって食べるか迷ってしまいますね。

デザートには「バムとケロのにちようび」という絵本から創作した「何曜日でも食べれます。 日曜日のこんがりドーナッツ」というドーナツとアイスクリームのセットが出てきました。メニュー名の理由を知りたい人は、ぜひ絵本を読みながら楽しんでみてください。

子供の頃に戻った気分で、読書感想文を書いてみては

4時間コースを予約した人は、読書感想文を書くとお土産がもらえる特典が付いてきます。古い椅子と机が置かれた感想文コーナーがあるので、好きな絵本への思いの長を綴ってみてください。

日常を忘れて、絵本を楽しむことができる場所「ペンネンネネム」。訪れた人はあっという間に時間が過ぎてしまった…という人ばかり。メニューが月替わりなので、毎月訪れているリピーターもいて、特に大人の女性が多いそうです。
予約はお店のWEBサイトからでき、予約方法など詳細が記載されているのでぜひチェックして、その世界を実際に体験してみてください。