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不安を友達に話すと余計不安になる?

  • 2017.12.8
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オーストラリアのマッコーリー大学の臨床心理学者、ダニエル・アインシュタインによると、友達に頼らず不確実性を受け入れることが、不安を和らげるコツだという。

「スマホの登場によって私たちの文化は大きく変わった」 。オンライン情報誌のThe Conversationに語った彼女はこう続ける。「人は、インスタグラムやフェイスブックに “いいね” をもらうことで承認を得たように感じる。でも、電子機器への過剰な依存によって、感情を調整する方法に変化が生まれはじめた」

簡潔に言えば、助けを求めて友達に頼ると、不安に対処する自分自身の能力が衰えるということ。

この耐久性のなさが、様々な精神的障害を引き起こす。例えば、“安心感を求める行動” はその場限りのストレス緩和にはなるが、行く行くはさらに大きな問題の原因になる。

「スマホとソーシャルメディアのアプリを使えば、直面した不安な状況に自ら対処する代わりに、簡単に他人にコンタクトして安心させてもらえる」 とアインシュタインは説明する。

「状況が改善すると、乗り越えられたのは自分の努力ではなく、みんなの励ましのおかげだと信じるようになる」

問題を内に秘めることで立ち直る力がつくように聞こえるが、それが口で言うほど易しくないのは明らか。

どうすればいい?

アインシュタインの見解は、「嫌なことが起きたら誰かに打ち明けて、あなたを苦しめている状況についてよく考えるのは健全なこと。それが大事なことなら特に」

「でも、これが日々の不安に対処する唯一の方法になるのは不健全。辛抱し、あらゆる状況をコントロールしようという欲望を手放すことが、不安を乗り越えるための大きなカギ」

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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