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恋愛コラムニストたちは過去のコンプレックスをどのように強みに変えてきたのか?

  • 2017.12.7

恋愛コラムを書いてお金を稼ごうとする人の多くは、過去に恋愛で色々失敗したことがある人が大半です。
逆に最初からうまく行った人は、うまくいかない人の気持ちがわからないので、自分は実践できてもできない人たちに教えることができません。
何かのアドバイザーになる人は、自分のその分野で悩んだ経験がある人がほとんどなんです。
ただその悩んだ経験を強みにして、同じ悩みを抱えているであろう人たちの力になろうとした人たちでもあるんです。
かくいう私も今でこそ偉そうにコラムなんぞ書いておりますが、恋愛に関しては後発組で、コンプレックスを抱えていた方の人間です。

■恋愛コラムニストは恋愛が得意ではなかった

私は社会人になるまで一晩を共にした人はいませんでしたし、親友には「彼女ができた」と嘘をついていたこともあります。多くの人がデビューする華のキャンパスライフも、突如発生したニキビという顔面コンプレックスで棒に振った過去があります。
しかし今振り返ってみると、「コンプレックスを抱えてよかったなぁ」と心から思うのです。なぜなら「自信がないからこそ勉強しようとした」からです。
例えば夜のお作法などに関しては、全くの無知だったわけです。当時は「このまま初体験を迎えて、女性に鼻で笑われたらどうしよう・・・」という不安を抱えていました。

■恋愛コラムニストは不安を原動力にした

そこでその恐怖に対抗するために、どうしたら喜んでもらえるのか調べ始めました。まずわかったことは「アダルトビデオは参考にしてはいけない」ということ。
この知識があったおかげで、初夜はなんとか無事に終えることができました。
その体験に味をしめた私は「もっと喜んでもらうためにはどうしたらいいのか?」の研究を始めました。
と言っても、リソースはほとんどネットの記事と本です。そんなに高いお金をかけたわけではありません。
それでも勉強すればするほど女性の快楽へのプロセスと、友人たちから聞いていた夜の実態が、いかに真逆であるかを知りました。(女性の皆様におかれましてはよくご存知のことかと思いますので、その辺の詳細は割愛させていただきます。)
この経験が恋愛における一つの私の武器、になったわけです。もし、私が中学生ぐらいの時から経験してしまっていたら、ここまで女性の立場になって物事を考える発想に至らなかったかも知れません。
もしかしたら女性の気持ちなんて考えない、タダのイキってる痛い男になっていたかも知れません。だから「コンプレックスを抱えてよかったなぁ」と心から思うのです。

■あなたの「そのコンプレックス」は強みになる

さて、なぜ私が自分のDTエピソードまで晒してまで(あぁ恥ずかしい)こんなことを書いているのかというと、同じように恋愛に関してコンプレックスを抱えているあなたも、まさに今悩んでいる「ソコ」が強みに変わるかも知れないよ、ということを伝えんがためです。
恋愛でよく抱えるコンプレックスの一つに「外見」がありますね。先ほど、ニキビによる顔面コンプレックスを抱えると言いましたが、私はこの分野にもめちゃくちゃ投資をしました。
その投資が高じて、この仕事を始める前はスキンケアやダイエットのアドバイザーをやっていたぐらいです。つまり強みどころか飯の種にすらしていたのです。
関連記事:「人をひがめばひがむほど、心がブサイクになっていく、の法則。」

■「苦手だからこそ」上手くなれる

他にもコンプレックスを抱えやすいのは「コミュニケーション能力」です。特にコミュニケーションに関しては成功体験のない人は自分が上手く行くことを信じることができないかも知れません。その気持ちはわかります。
でも「苦手だからこそ」上手くなれるチャンスがあります。「苦手だからこそ」いま上手な人よりも上手になれる可能性があるんです。
いえ、もしかしたら「苦手」なのではなくて、「知らない」だけかも知れないのです。というかですね、ぶっちゃけたこと言っていいですか。
あなたの周りのコミュ力が高そうに見える人たちはおそらく、本当のコミュニケーションがなんたるかなんてほとんど学んでいないですよ。
天性の社交性で仲良くなるのが上手なだけで、意外と人間関係はうわべだけの付き合いで、本当の信頼関係が築けている人はあまりいないと思います。
つまりコミュニケーションをちょっと学ぶだけでも、あなたのコミュニケーション能力は周囲のそれをごぼう抜きにできるのです。
できないことは恥ずかしいことではないんですよ。恥ずかしいのは「できたつもりになって努力しないこと」です。できないと認識している時点で、一歩リードなんです。なぜなら、そこには伸び代があるからです。
何もそれで金が稼げるようになるぐらい投資しろとは言いません。苦手だからで諦めないで、苦手だからこそちょっと勉強しよう、って思って欲しいんです。
それだけであなたのコンプレックスは、必ずにあなたにしかできない強みに変わっていきますから。
ちょうど、私が夜の嗜みをちょと勉強しただけで相手に喜ばれるようになったように。え?あんたと一緒にするなって?なんだ、そんなことならわざわざ書かなければよかったなぁ!(あぁ、恥ずかしい。) (川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

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