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世田谷線ねこさんぽ#3−どんぶりからお皿まで! 猫の食器がかわいい三軒茶屋の関西うどん店「のらや」

  • 2017.12.6
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「玉電」の開通110周年を記念し、招き猫デザインのラッピング電車「幸福の招き猫電車」が走っている東急世田谷線。その沿線で猫にまつわるスポットをめぐる散策の第3回目は、三軒茶屋にある「手打ち草部うどん のらや」をご紹介します。

こちらは、昆布とかつおの出汁が体にやさしく染みわたる関西うどんのお店。そのうどんのどんぶりから出汁のおちょこ、おにぎりがのった小皿まで、愛嬌たっぷりの猫が顔と耳をのぞかせる食器がかわいく、ほっこりとした気分で猫づくしのひとときを楽しめます。

だれもがほっと心安らぐ古民家風うどん店

「手打ち草部うどん のらや(てうちくさべうどん のらや)」は、“日本一楽しいうどん店”をめざして大阪で創業。三軒茶屋店は東京2号店として2004年にオープンしました。三軒茶屋駅から国道246号線を5分ほど歩いたところにあります。

「子どもからおじいちゃんまで幅広い世代の人が気軽に団らんの場として訪れ、安心して召し上がっていただけるように、食材にこだわって毎日丁寧に手打ちしたうどんを提供しています」と店長の北浦さん。草部とはこちらのうどんが誕生した大阪の地名です。

「創業者が一店舗目を自分で改装した際、出汁の香りに誘われてやってきた野良猫が慣れない大工仕事を見守っていたことと、完成した店舗がまるで野良小屋のようだったことから、のらやという店名になったんですよ」。ほのぼのとしたエピソードにも心が和みます。

古民家の建具が利用された三軒茶屋の店舗も、手づくり感のある空間。おばあちゃんの家に訪れたかのような懐かしさが漂い、肩の力を抜いて食事を楽しめます。

愛嬌たっぷりの猫と目が合う数々のメニュー

猫の食器は「のらや」のオリジナル。湯呑みや調味料入れまでも、お店のキャラクター猫「のらちゃん」をイメージしたデザインで統一されています。

「わがままうどんセット」はうどん6種類、おかず3種類、ごはんなど3種類から好みのものを1つずつ選んで組み合わせられるセット。うどんはコシがあってもちもち、利尻産の昆布と数種類のかつお節を合わせた出汁はあっさり、風味豊かな味わいです。

一番人気のうどんは「クリーミー明太子うどん」。マヨネーズとあえた明太子ソースのまろやかな辛みと出汁の旨みが相性ぴったりです。温泉たまごを割るとコクが増し、レモンをしぼるとさっぱり。風味に変化をつけられるのも箸が止まらない理由です。

デザートは季節変わりのどら焼きがおすすめ。どら焼きの皮にはのらちゃんの焼き印が押してあります。12月から2月まで限定の「どらアイス」は生地の上にバニラアイス、丹波黒豆の甘露煮、生クリームをのせ、黒蜜をとろり。黒豆の深みのある味が印象的ですよ。

限定メニュー登場。猫の食器や焼菓子をお土産に

三軒茶屋店では今年の秋から、うどんのほかに洋食メニューが登場。ランチで味わえる「ローストビーフ丼」は真空調理によって旨みを逃がさずタレを浸透させたもの。厚みのある肉がしっとりとジューシーで、噛みしめるごとに旨みがあふれ出てくると好評です。

猫の食器は購入することもでき、グラタン皿やマグカップなどメニューで使われていない食器もさまざま並んでいます。箸袋を集めると、その枚数ごとに好きな食器と交換できる楽しみもあり、ひとつふたつと揃えている人も多いそうですよ。

また、肉球をイメージした「にくきゅうちょこ」やのらちゃんの焼き印を押した「みるくまどれーぬ」も販売。食器や焼菓子をお土産にすると、家に帰ってからも温かい気持ちになれますね。さて次回は、豪徳寺の近くにある和菓子のお店をご紹介します。お楽しみに。

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