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アートな店内でお好み焼きと餃子をパクリ。伝統を守る料理店

  • 2017.12.4
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美味しい料理と共に芸術作品が楽しめる店内

神戸の元町にある「千代」は、40年の歴史を持つ広東料理とお好み焼きと餃子のお店。

店内には神戸出身の著名な芸術家の作品が飾られています。「少年H」で知られる妹尾河童さんは30年以上の常連で、「千代」が神戸・淡路大震災の被害にあった際、崩れてしまった店を再建するときに飾って欲しいと絵をプレゼントしたそうです。

「千代」の壁に掛けられている妹尾河童さんの絵には、美しい空と雲が描かれており「少年H」の本の表紙にもなっています。カウンターに埋め込まれているメダルは、昭和時代に活躍した彫刻家である新谷琇紀(しんたにゆうき)さんの作品です。数々の芸術作品は、料理と共に来る人を楽しませています。

盛られた具がまるでピラミッド! 「ピラミッド焼き」

おすすめ料理は「千代」を訪れた人の10人中9人が注文するという人気メニュー「ピラミッド焼き(お好みやきMIX)」。パリッと焼き上げた豚バラと、トロっとした生地の絶妙な食感が楽しめます。

ソースや粉の調合を創業から変わらず守り続ける、秘伝のお好み焼きです。具材には海老・イカ・タコ・すじこんにゃく・豚・貝柱など様々な具材が盛りだくさんに重なり、ピラミッドのように見えたことから「ピラミッド焼き」と命名されました。

ボリューム満点ですが、中華を食べた後のシメとして注文する人もいるほどの看板メニューです。

極みの半熟加減に舌鼓! 「生ウニのオムレツ」

シンプルな見た目とあなどってはいけないのが、「生ウニのオムレツ」です。卵に火を入れすぎず、ふんわりトロトロ食感の見事な半熟加減を生み出す絶妙の火入れは、長年培ってきた技術の賜物。

優しい卵に包まれたウニの風味と後味は、やみつきになるおいしさ。「生ウニのオムレツ」を食べに、わざわざ東京から来る人もいるという絶品料理です。

プルプル食感がくせになる本格派「水餃子」

「千代」に訪れたら外せないのが、こだわりの「水餃子」。艶のあるつるんとした皮にはコシがあり、プルプルとした食感が味わえます。

店主が中国の文献を研究して発見した、伝説の名店のレシピを再現した逸品。肉身はミンチを使わず、豚バラ・エビ・貝柱・きくらげ・ネギがバランスよく包まれた餃子です。

中国ではお正月に餃子の中にコインを入れる習慣があり、「千代」でもお正月には特別にコインを入れているそうなので、新年に訪れた方はぜひ注文してみてください。

伝統を守りつつ新しさを追求した自慢の料理

「千代」は、季節の旬の食材を使って、美味しいものを美味しい時に提供することにこだわりを持っています。メニューにはない料理を、その日の入荷食材に合わせて様々なアイデアで調理してくれるのも、何度も訪れたくなる理由のひとつでしょう。

創業以来守り続ける伝統の味と、新しさを取り入れた創作料理が楽しめるのが魅力でもあります。

「千代」はトア山手ザ神戸タワーの1階にあり、最寄り駅はJR神戸線「元町駅」です。「千代」こだわりの料理の数々を味わい、芸術作品に触れる至福の時を楽しんでください。

スポット情報

・スポット名:千代
・住所:兵庫県神戸市中央区中山手通3-2-1 トア山手ザ神戸タワー 1F
・電話番号:078-332-5925

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