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もううんざり!自慢話を二度と聞きたくないと思ったら知っておくべき話。

  • 2017.12.2

自分に自信のない人が、自分の自慢が通用すると思っている人に、「俺はこんなにすごいんだぞ」と表明することで自分の自尊心を保とうとしている。だからあの人は自慢をするんだ。
そういう話を聞いたことがある人も多いと思います。
女同士のマウンティングや、デート相手や彼氏、はたまた上司や先輩などからの自慢話にうんざりしている方に向かって私は、「そんな奴のことは気にせずに適当に流しましょう」といった、ネット上によく見かける差し障りのないノウハウを提供するつもりはありません。
本当に必要なことは「自慢されたらどうするか」という対処療法ではなく、「そもそも自慢されないためにはどうすればいいのか?」という予防法です。
そこで今回の連載では、どうしたらあなたの周りに自分の自慢話を展開する人がいなくなるのか、その秘訣についてお話ししたいと思います。

■なぜあなたは自慢話を聞かされてしまうのか?

先ほども申し上げた通り、自慢話をしたくなる人が欲しているのは「自分はすごい人なんだ」という自尊感情です。人に自慢話を聞いてもらうことで、その自尊感情を満たそうとしているわけですね。
その自尊感情を埋めるには聞いてもらえる相手が必要です。ということはつまり、聞いてくれる人がいるからその人は自慢話をしてくる、ということでもあります。
「頼んでもないのに向こうから勝手に喋ってくるのよ」という人に是非ともお伝えしたいことは、相手はあなたになら喋っても聞いてもらえると思っている、という純然たる事実なのです。
酷い言い方にはなりますが、要は舐められているわけです。この認識をひっくり返さない限り、あなたは自慢話にさらされ続けることになります。
最も一番早い解決策は、その人と会話しないと決めることです。笑顔でニコニコ聞いてしまうから、相手は自慢話を続けてしまうのです。デート中だったとしてもすぐに帰りましょう。
そんなことしたら相手に失礼じゃないかなとか、めんどくさいことにならないかな、という配慮は不要です。向こうはその弱気につけこんで来ますので、そこは毅然とした態度を示すことが重要です。
とはいえ、その相手が職場の上司などの、そう簡単に人間関係を切れない相手となるとそう簡単にいかないこともあるでしょう。そういう時は「こいつは俺の自慢話を聞いてくれない」と思わせなくてはなりません。

■向上心がある人に、自慢話はしにくい

例えば営業の外回りを上司と一緒に行くようなとき。移動時間に延々と自慢話をされてしまうと逃げ場がないですよね。そういう場合にはどうするか?
あなたが部下であり、相手が上司である場合、(一般的には)あなたの方が仕事ができないわけですから、必然的に「下」に見られてしまいます。悔しいですが、ここは我慢です。
スキルで敵わないのであれば、他のものでその人よりも「上」に立ちましょう。オススメは「向上心」です。
移動中であれば、自分側からわからないことを上司にどんどん質問しましょう。こちらから質問することで相手はそれによって自尊感情が高められ、自慢話をする必要がなくなります。
もし質問することがなければ事前に「移動時間を使って営業成績上げるためにビジネス書を読もうと思います」と断っておいて、実際にそうするわけです。
一生懸命努力している人を前にして、大した努力をしていない人が自慢話をするのは、非常に心理的ハードルが高いものです。
このようにあなたの向上心が相手より上回れば、相手も自慢話をするターゲットをあなたから別の人に変えざるを得なくなります。
大事なことは「あなたのことは尊敬しているし、色々教えてもらいたいと思っている」けれども、「自慢話は聞きません」という態度をきっちり分けることです。そうすれば角が立たずに、自慢話を遠ざけることが可能です。

■まとめ

まとめます。
自慢話は自尊感情を埋めるために行われます。自慢話は聞く相手がいるからこそ成立するわけで、いつも自慢話を聞かされている人は、自分が聞く相手として選ばれている、という認識を持ちましょう。
自慢話をしてくる人への予防法は、バッサリ会話しないと決めること。もしくは、相手を尊重しつつ、相手が自慢話をすることを遠慮してしまうぐらいの向上心を見せることが重要です。
これを続けていけば、あなたの周囲から自慢話をする人がいなくなるどころか、向上心に溢れた人たちが集まるようにすらなっていきます。
こうなればしめたもの。あなたの24時間は自慢話から解放されるでしょう。自慢話にうんざりしたら、今日のコラムを思い出してもらえると嬉しいです。
それでは今日はこの辺で。See you!(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

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