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年下の告白にドキドキ?あるある告ハラ3選

  • 2017.11.30

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。

「告白」。それは、幸せや喜びといったプラスイメージたっぷりの言葉だったはず。ところが、この告白にグレーやブラックのマイナスイメージをもたらした新語があります。それが告白ハラスメント、略して「告ハラ」です。

「告ハラ」が、言葉として世間に認知されたのは近年ですが、実はまだ名前を持たない以前から、それは横行していました。

今回は、10代から30代までの男女3人に「告ハラ」体験について語ってもらいました。

●1.クラスでオープン告白してきた同級生

友人の長女Aさん(17歳)は、まだ記憶に新しい中学生時代の苦い思い出としての「告ハラ」体験を語ってくれました。

「G君て、けっこうクラスでも人気者の男子で、よく話したりグループで遊びに行ったりして仲良しだったの。でも、友だち。それなのに、朝のホームルームの前、みんないるところで告白してきたんだよ」

目を大きく開いてその時の驚きを表現するAさんは、明るく男女の区別なく友だちになれるタイプ。

そこを勘違いしたらしいのがG君。

「『A、俺たち付き合おう』って。周りがすごく盛り上がっちゃって、『ごめんなさい』を言える雰囲気じゃなくなっちゃったの」とのこと。
「その時、好きな人もいなかったからよかったけど…、別れ話するまでに1学期いっぱいかかったよ。その後も気まずいしさ。クラスの子たちからいろいろ言われるし。散々だった」

と話してくれました。

シンプルかつ典型的な「告ハラ」パターン ですが、相手の気持ちや都合を考えない押し付け告白は、中学生にもあるようです。

●2.見合い相手がストーカーに!?

知人が紹介してくれたOさん(29才)は、商社に勤める将来有望な男性。

学歴も身長も高いいわゆる3高青年で、私の個人的な視点から見ても「モテるんだろうな~」という雰囲気を醸し出しています。

でも実際に話してみるとそのイメージは「あれ? シャイ?」と変わりました。

仕事を離れたプライベートでは押しが弱く、男女交際には奥手だというOさんは、親のすすめもありお見合いを何度か経験しています。

そして、その中の一人による「告ハラ」に、今現在も頭を悩ませているそうです。

「僕は家庭に入ってくれる人希望なんですけど、その彼女は医師で、一生働いていくって話だったんです。だから、食事の席で『私たち、上手くいきそうですね』と言われたものの、条件が合わないってことで仲人を通してやんわりとお断りしました。でも、彼女から直接電話がかかってきて、『結婚を前提におつきあいしましょう』と」

気の弱いOさんは電話ではっきりと拒否することができず、彼女はその後、電話をかけてくる、職場の前で待っている、さらには親戚や友人などにも「お見合い相手と結婚前提の交際をしている」と触れ回っているとのこと。

「親戚には『式はいつ?』とか聞かれるし、親も『いい子が見つかってよかったわ』とか言っていて…。これって告ハラってだけでなく、もう、ストーカーですよね?」

と救いを求めるような目で話してくれました。

「それ、早めに対処しないとまずいかも… 」と老婆心で一言アドバイスせずにはいられませんでした。

●3.ちょっとドキドキ? パート先の年下アルバイターが猛プッシュの告ハラ
Eさん(38才)は二人の子どものママ。

運送会社の受付のパートを始めたものの、半年ほどで辞めざるを得ない状況に陥りました。

美人で若々しいEさんですが、「まさか一回り以上若い子からアタックされるとは思わなかった」そうです。

そう、彼女の中では対象外だったというその青年は24才。

最初のうちこそ、「休みの日は何しているんですか?」や「飲みに行きませんか?」といった軽い会話だったのが、「年下ってどう思います?」や「俺、Eさんのことばっかり考えているんですよ」といった言葉に変わり、とうとうある日、「好きなんです」と言われてしまったそうです。

それでもEさんはシリアスに受け止めず「あら、ありがと」と流したところ、職場で「俺、Eさん狙いなんです」「応援してくださいね」と周囲を巻き込んだ告ハラへとエスカレートし、待ち伏せしては「送ります」と家までついてくるように。

Eさんは「実は少しいい気分だったのよ。だって、年下の子にあんなに言い寄られるなんて…ドキドキするし 」。

でも、職場でも送る道すがらも、肩を抱いたり手を握ろうとするなどの行動がプラスされてきたことで、ようやく危険を感じたEさんは、職場の上司に相談。

「結果として私が辞めることになったのよ」と残念そうでした。

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告ハラのほとんどは、告白する側の持つ距離感や倫理観などに問題がある場合がほとんどです。

でも、ご紹介したOさんやEさんの場合には、告白される側が気をつけていれば、はっきりとした態度を取っていれば、ひょっとしたら防げたかもしれない例もありそうです。

告ハラは、されれば本人はもちろん最高にブルーですが、多少なりとも周囲を巻き込むことが多いために、家庭や職場、友人関係などにも影響を与えることが多いのが特徴です。

告白の重さ軽さは当事者にしかわかりません。だからこそ、告ハラを受ける機会を減らすためにできる努力はしておいた方がよさそうですね。

●ライター/さとうあきこ
●モデル/ゆみ

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