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京都祇園のホテルでアートを体感。

  • 2017.11.30

ゆったりとしたリビングスペースが設けられたエグゼクティブ ルーム。
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京都の祇園にオープンした「ART MON ZEN KYOTO」ホテル。すべての客室には古美術品が飾られ、厳選された4部屋ではプラネタリウム鑑賞など、体験型の客室を誇る。肌でアートを感じながら優雅な時間を過ごしてみては!?

京都祇園で体験する和と洋の融合。

東に八坂神社、南に建仁寺、そして西には鴨川と京都の中心に位置し、江戸時代より遊興の町としてさかえた祇園。その花街を中心に高級料亭が集まる歴史ある町並みの北側に美術に触れ合うことのできるホテル、「アール モン ゼン キョウト(ART MON ZEN KYOTO)」が11月9日にオープンした。賑やかな繁華街から少しはなれた静かな場所に建てられた築100年のホテルは、伝統とモダンなテイストが交わった気品溢れる佇まいだ。

「オンリーワン」をコンセプトにデザイン改装されたホテルの客室は15部屋。天井の高さを3m以上と京都のホテルの中では一番の高さと空間にこだわり、地元の老舗工務店の職人により和と洋を融合させた。ベッドは特別設計のハリウッドスタイル、アメニティはフランス発のナチュラル派スキンケアコスメブランド「オムニサンス・パリ」をチョイス。リュクスで心地の良いステイを体験することができる。

ライティングや床などインテリアデザインの細部から数奇屋大工の腕前が伺える。

細部まで最高級の安らぎとアートにこだわった「アール モン ゼン キョウト(ART MON ZEN KYOTO)」。数寄屋職人により丸太などを削って施工する「なぐり」という特別な工法で作られた美しい床は、素足で過ごすにも最適だ。部屋の中に立つ柱は楢と檜で作られ、天井の複雑な構造からは数奇屋大工の腕前が伺える。

室内のライティングは、その日のムードに合わせて細かく設定可能。2階と3階の室外には木で作られたラグビー型の照明が設置されており、上品で落ち着いた雰囲気を醸し出しているだけでなく、部屋が広く感じられるという効果をもたらしている。

それぞれの客室には木材でデザインされたバーカウンターが装備され、高級感溢れるスペースでワインや紅茶を楽しむことができる。室内には仕事用スペースとしてダイニングテーブルが設けられており、ビジネス旅行にも適している。

室内で芸術やプラネタリウム鑑賞。

地元の美術商人が携わる「美術品を愛でるホテル」をテーマにデザインされた各部屋には、中西松豊軒の扱う古美術品や現代アートより季節や趣向に合わせた本物の美術品が飾られている。中には16代永楽善五郎の茶壺や、15代樂吉左衞門の温和な高杯(浅い器を脚台上にの載せた形状の器)などの美術品がベッドルームのムードを深める。

3階のすべての客室ではギネス認定されたこともある細やかなプラネタリウムを楽しみながら夜を過ごせるサービスも。プラネタリウムクリエーターとして世界で活躍する大平貴之が手がけた「メガスター クラス(MEGASTAR CLASS)」が装備されており、100万個以上の星が輝く星空を眺めることができる。美しい夜空の下で眠りにつける部屋は不眠症の方にもおすすめだ。

また、ホテルに隣接している中西松豊軒のギャラリーでは、お茶や能、お琴などを体験するオプションをつけることも可能。京都でアートに触れ合うことができる。

ホテルの食事は37 Grill-Bar & Loungeで!

ホテルのダイニングとしてオープンしたのは、グリルメニューをメインに提供する「サーティーセブン グリルバー アンド ラウンジ(37 Grill-Bar & Lounge)」だ。東京の六本木ヒルズのステーキハウス「サーティーセブン ステーキハウス アンド バー(37 Steakhouse & Bar)」や、パリのトリュフ専門店「アルティザン ドゥ ラ トリュフ パリ(Artisan de la Truffe PARIS)」を手がけるスティルフーズがプロディースする肉や魚介類、京野菜を中心とした料理が堪能できる。

また、半地下の広々としたスペースにはオープンキッチンとバーカウンターだけでなく、個室やラウンジスペースも。天井にこだわった空間には100種類もの植物が植えられ、自然で心落ち着く造りとなっている。
参照元:VOGUE JAPAN

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