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34週が分岐点!? “早産”の原因とリスクについて

  • 2015.1.12
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【ママからのご相談】

現在妊娠30週です。妊娠は順調だと思っているのですが、早産について知っておきたいです。早産について教えてください。

●A. タバコやストレス、虫歯や加齢など早産の原因はさまざまです。胎児が自分で呼吸できるようになる34週まで妊娠を継続できるかが重要です。

こんにちは、スチューデントドクターの“ひでくらてす”です。

ご相談ありがとうございます。早産も時期によっては胎児に重大な合併症を残すことがあります。また、自分にどれくらい早産のリスクがあるかを知っておくことも大切ですね。

●『早産』とは

『早産』とは、妊娠22週から37週未満までに出産することを言います。

早産となる確率は、全出産の内で約5%と、決してまれなことではありません。ですが、早産児は正期産児と比べ合併症のリスクが高い傾向にあるので注意が必要です。

●『早産』の原因はさまざま

早産の原因にはさまざまなものがあります。

妊娠高血圧症候群や常位胎盤早期剥離といった疾患が関係することもあれば、絨毛膜羊膜炎といった感染症によって早産を余儀なくされることもあります。また喫煙やストレス、やせといった生活習慣が早産につながることもありますし、多胎妊娠では早産が多く、双子の場合約半数が早産となってしまいます。

それ以外にも、現在では虫歯や歯周病が早産のリスクとなることも知られており、妊娠中は歯科の受診も重要です。

●『早産』による胎児の合併症、重要なのは34週を超えるかどうか

早産児、特に34週未満の児は死亡率も高く、生存しても脳性麻痺や脳内出血など重い後遺症を残すことがあります。この34週という分岐点ですが、赤ちゃんが自分で呼吸できるかどうかがポイントになっています。

赤ちゃんが自分で呼吸できるようになるためには肺サーファクタントという物質が必要になりますが、その物質が赤ちゃんの中で充分量に達するのが妊娠約34週なのです。そのため、34週まで妊娠を継続できるかどうかはとても重要なことなのです。

●早産の危険が迫る『切迫早産』、主な原因は絨毛膜羊膜炎という感染症

早産を知るにあたり、『切迫早産』というキーワードも知っておいたほうがよいでしょう。『切迫早産』とは早産の危険が迫っている状態を言います。その原因の多くは絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)という感染症です。

切迫早産の主な症状としては腹痛や性器出血、破水などがみられます。その場合、治療によって妊娠を継続するか、時には帝王切開などによる分娩を行うかの判断が必要になります。切迫早産の症状がみられた場合は、早期にかかりつけのお医者さんを受診しましょう。

●高齢出産と『早産』の関係

みなさんご存じでしょうが、高齢出産は年々増加しています。高齢であること自体は早産のリスクとはなりませんが、高齢であることでさまざまな妊娠合併症(妊娠高血圧症候群や常位胎盤早期剥離など)を起こしやすいため、結果的に高齢出産では早産が多くなっているという現状があります。

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以上、早産のリスクや切迫早産についてお話ししてきました。

リスクについては、避けられるものもあれば避けられないものもあるでしょう。これから産まれてくる子どものためにも、身に覚えがあるリスクについては注意しつつ、妊娠中は穏やかに過ごせるようにしたいですね。

(ライタープロフィール)

ひでくらてす(スチューデントドクター)/関東の某大学医学部在籍中。映像制作や広告などの社会人経験を経た後、突然「医者になる」と路線変更を宣言。同僚や家族を驚かせる。現在は大学病院で実習中。