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のんびり下町時間。ノスタルジーあふれる「谷根千」さんぽ

  • 2017.11.15
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江戸時代から愛される下町パワースポット「根津神社」

1900年前に建てられたのを起源とする歴史ある根津神社は、本殿をはじめとする幾つかの建造物が国の重要指定文化財にも指定されているほど。神威高い名社として、名だたる文豪や、落語家などの文化人のファンも多くいたそう。

そんな根津神社、訪れてみたいのが「千本鳥居」。京都の伏見稲荷を彷彿とさせる、どこまでも続く真っ赤な鳥居の道に、東京にもあったのかと思わずびっくりしてしまいました。

鳥居道を進むと途中に現れるのが「乙女神社」です。もともとは穀物の神様でしたが、今では恋愛の神様として参拝客が絶えないといいます。

都会の真ん中ということを忘れてしまいそうなほどの神聖な場所で、パワーをもらった気がします。

スポット情報

  • スポット名:根津神社
  • 住所:東京都文京区根津1-28-9
  • 電話番号:03-3822-0753(受付時間9:00~17:00)

レトロ純喫茶「カヤバ珈琲」で思いを馳せて

次に向かうのは、正真正銘のレトロ喫茶「カヤバ珈琲」です。大正5年に創業したこの喫茶店。一度閉店したものの、2009年に当時の建物をリノベーションし再オープンしました。

名物「たまごサンド」は往年の味を忠実に再現した看板メニュー。ほかほかの卵焼きをそのまま挟み込んだサンドの優しい味に、思わず心が緩みます。コーヒーとココアをブレンドした「ルシアン」も沁みるような穏やかな甘さが素敵でした。

スポット情報

  • スポット名:カヤバ珈琲
  • 住所:東京都台東区谷中6-1-29
  • 電話番号:03-3823-3545

「おしおりーぶ」特製オリーブラテで一息

古民家を再利用した複合型施設「上野桜木あたり」は周辺でも屈指のおしゃれスポット。ゆるゆると足を進めるとなんとも魅力的なお店を発見!

「おしおりーぶ」は全国、世界中から集めたお塩やオリーブオイル、ビネガーの数々を試食し、その場で購入することのできるお店です。さらにテイクアウト可能なカフェドリンクも提供しています。

中でもついつい気になってしまうのが「オリーブラテ」。おそるおそる口にするも、そのやわらかい口当たりに身体もポカポカになりました。国産オリーブリーフパウダーとミルク、黒糖をブレンドしたホットドリンクは、少し冷える日の散策にも暖を添えてくれるはずです。

スポット情報

  • スポット名:おしおりーぶ
  • 住所:東京都台東区上野桜木2-15-6 上野桜木あたり内
  • 電話番号:03-5834-2711

ふとした瞬間に歴史を感じて

次は「tokyobike」で自転車を借りて、周辺を散策。いままでと違った速度で流れていく街の風景は、歩くとは違って一興。

中でも印象的だったのが、観音寺の築地壁です。瓦と土を交互に積み重ねた壁は、ミルフィーユのような珍しい見た目に。思わず自転車を停めて見入ってしまいました。

町の至るところに歴史を感じる文化財がある――築地塀との出会いで、谷根千エリアが愛されるゆえんを体感できたような気がします。

スポット情報

  • スポット名:Tokyobike Rentals Yanaka
  • 住所:東京都台東区谷中4-2-39
  • 電話番号:03-5809-0980

「カフェ猫衛門」で招き猫の絵付け体験

さて次に向かったのは「カフェ猫衛門」。ここでは猫をモチーフにしたドリンクやスイーツを楽しみながら、招き猫の絵付け体験ができちゃいます。素焼きし下塗りをした招き猫に色とりどりのペンで彩りを添えれば、あっという間にオリジナル招き猫の完成です。

ほかにもクッキーや焼き菓子などキュートなお土産も買えるので、ついつい見とれてしまいました。

スポット情報

  • スポット名:カフェ猫衛門
  • 住所:東京都台東区谷中5-4-2
  • 電話番号:03-3822-2297

絶品かりんとう饅頭を食べ歩き「谷中福丸饅頭」

“孤独のグルメ”でも登場した谷中福丸饅頭のかりんとう饅頭は、外はカリカリ、中はほっこりあんこが魅惑の和スイーツ。食べ歩きにバッチリのサイズで、なおかつ1個80円なのも嬉しいポイント。今日はたくさん歩いているから…そう思って、ついついもう1つ食べたくなってしまう病みつきオヤツです。

観光客はもちろん地元の方の来店も多く、地域に愛されている様子が伝わってきました。あんこのようにほっこり温かい気分になれるお店です。

スポット情報

  • スポット名:谷中福丸饅頭
  • 住所:東京都台東区谷中3-7-8
  • 電話番号:03-3823-0709

暮れゆく街並みを眺めて 下町の原風景がここに

知る人ぞ知るアーケード横丁「初音小路(はつねこうじ)」は、思わず写真を撮りたくなるスポット。1949年から続くディープな街並みに、タイムスリップしてしまったかのような不思議な気分になりました。

そして夕暮れ時にやってきたのは谷中銀座。170mの道に約70もの多種多様な店舗が軒を連ねる商店街の名物は「夕やけだんだん」と呼ばれる階段。登りきって振り向けば、そこには紅に染まる街並みが広がっていました。それはまさに忘れかけていた下町の原風景。古き良き時代の景色は時間を忘れさせてくれました。

ほっこり栗のソフトクリーム「和栗や」

茨城・笠間の栗の美味しさに感動した店主が、本来の栗の味を届けるために作り上げたお店「和栗や」。余計なものを入れずに、より栗の魅力をそのまま伝えるスイーツが目白押しです。

食べ歩きに抜群なのが「和栗ソフトクリーム」。新鮮な生乳に和栗ペーストをふんだんに混ぜ込んだスイーツです。上品な甘さとホクホクとした栗の味わいに、思わず笑みがこぼれました。

スポット情報

  • スポット名:和栗や
  • 住所:東京都台東区谷中3-9-14
  • 電話番号:03-5834-2243

“この町に泊まる”「hanare」で素敵な谷根千ナイトを

“町全体がひとつのホテルに”をコンセプトにした宿泊施設「hanare(ハナレ)」はまさに、谷根千エリアを味わい尽くせるホテルです。まずは築50年の古民家を改装した「HAGI CAFE(ハギカフェ)」の2Fにあるレセプションでチェックイン。「hanare」特製のマップとともに、周辺の案内や小話を谷根千コンシェルジュであるスタッフさんから教えてもらいます。

そのあと今夜泊まるゲストルームへ。まるで明治期の文豪が泊まり込みで執筆していたかのようなお部屋に思わず感動! アメニティなど必要なものが詰まった重箱も、プレゼント包みを開けるようなワクワク感が嬉しいポイントです。

お風呂は銭湯券を利用して、周辺の銭湯の中から好みのお風呂へ向かいます。遊びに行くだけでは知ることができない、ディープな谷根千の夜に大満足の1日が幕を下ろします。

スポット情報

  • スポット名:hanare
  • 住所:東京都台東区谷中3−10-25
  • 電話番号:03-5834-7301
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