「トレーニングはメンタルの自信にもつながる」香川沙耶さんインタビュー

「もともとは何か趣味を見つけたいなあと思ってトレーニングを始めたんです。カメラやヨガなど色々な趣味があるけれど、どうせなら理想の自分に近づける趣味と実益を兼ねたことを始めようと思って。もともと細すぎたので、モデルとしてもっと立体的なメリハリのある体になりたいと思っていたんですよ」と香川さん。

ベストボディジャパンという大会の事を知ってわずか半年で総合優勝の成果を出したというから驚き。「自分を試すのが大好きなので、すぐにエントリーを決めました」。トレーナーの指導の下、集中して体づくりをしたが、厳しい食事制限はなかったそう。「夕食で炭水化物をやや減らす程度です。むしろ体を作るにはとにかく食べる必要がありました」と振り返る。

奇跡の10頭身のスーパーボディモデルは実はスーパー偏食？

現在も食べたいものは思いっきり食べる主義。「大好物のフライドポテトなら10人前くらい余裕で食べちゃいます。ラーメンも甘いものも大好き。食べたいのを我慢するより、代わりに思いっきり動いた方がいい」と笑う。

その偏食ぶりはテレビでも話題になり、有名に。「サラダだけじゃ生きていけない。ジャンクフードでもなんでも食べたいだけ食べるんです。その代わり、週に1回ヨガぐらいじゃダメですよ。週に3回は思いっきりハードなトレーニングを習慣にしないと！」

汗をかくとデトックスに。トレーニングがストレス解消法

「家で一人でいるとき以外は私、全開で生きているので…！」と語る香川さん。普段からよく動き、頭もフル回転。エネルギーを全力で発散するという。

「モデルの仕事って移動も多いし、初めての人に会う機会も多いし、集中もする。当たり前になっているけれど毎日が非日常。体以外に頭も使うんです」。撮影ではその輪の中心として盛り上げる。「せっかくなら楽しい現場にしたいんです」。よくしゃべり、よく動く。「その分、一人でいるときはじっとして動かないんですよ」

「完全なストレスフリーな環境なんて不可能だけれど、それでも毎日、がんばれているのはトレーニングをして動いているから。汗を流すとデトックスできるんです。自分と向き合い、黙々とトレーニングするのが私のストレス発散法」。

そんなとき集中するために欠かせないのが音楽。「イヤホンを忘れるなんてありえない！ 音楽はモチベーションを上げてくれます」。自立した女性が歌詞に多いビヨンセやアップテンポの初期の安室奈美恵などを聞くことも多いが、コテコテの昭和的歌謡で気分を盛り上げることも。「男っぽい歌が好きなんです。落ち込んだときはブルーハーツの『人にやさしく』を聞いて泣きながら筋トレしていたり。（笑）最近は米米ＣＬＵＢにもはまっています」

身体のラインが出るウエアで現実と向き合って！

トレーニングを習慣にする秘訣は飽きないための工夫をすること。「トレーニングが嫌になってしまう最大の原因はつまらなくなっちゃうことだと思うんです。基本は一人で打ち込むのが好きだから、自分でメニューも組みますが、飽きたなと思ったらパーソナルトレーニングを受けて気分転換します」と香川さん。

また身体のラインがはっきりわかるウエアがマスト。「だってわかりやすいほうがいいじゃない？ 現実と向き合わないと。自分のことは自分が一番わからなくちゃいけないのに、なんで隠そうとするの？ 動きやすいからってゆるゆるのシルエットのウエアを着ていちゃダメ！」と断言。

「理想の自分にはまだ至らない段階でも、それをさらけ出すのは自信をつけるメンタルの練習にもなるから」と語る。「欠点は隠すのではなく生かすべき」。メンタル面でも運動することですごく救われていると語る。「心の健康のためにも動くことってすごく大事。心と体はつながっているものだから」

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