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本場スリランカのシナモンで作る、向ヶ丘遊園『セイロン』のシナモンロール|by PARISmag

  • 2017.11.14
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毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARISmag(パリマグ)から、シナモンロール専門店「CEYLON(セイロン)」をご紹介します。https://parismag.jp/bread/3719

都心から電車に揺られ30分ほどにある神奈川県川崎市の向ヶ丘遊園駅。

駅を降りて少しあるいたところにある、オレンジ色の壁が目印の小さなお店がシナモンロール専門店『CEYLON(セイロン)』です。

白い扉をあけて店内に入ると、ふわっとシナモンの香りが漂ってきます

「ちょうど焼き上がったところなんです」と、店長の森さん。

とっても小さなお店ですが、1日100個ほど販売されるという「シナモンロール」を求めて、多くの方が訪れる人気のお店なのです。

「セイロンシナモンを発信したいという思いから始まったシナモンロール店

なかなか珍しいシナモンロール専門店ということですが、もともとはシナモンロールというよりはセイロンシナモンを発信したいという思いからはじめたお店。パティシエの青年海外協力隊でスリランカに滞在していた際、現地でセイロンシナモンの農園を訪れ、質の良いその味を知り、いつか日本でセイロンシナモンに特化したお仕事をできたらいいなと思ったのがはじまり。そこからパティシエの経験を活かし、セイロンシナモンを使ったシナモンロール専門店をオープンさせたそうです。

日本で流通しているシナモンの多くはカシアという種類でスパイシーな香りが特徴。『セイロン』で使用しているセイロンシナモンは、カシアに比べて色も薄く、お花のような繊細で甘い香りが特徴です。あまり辛み成分がなく、焼いた時に香りが持続するのだそう。

シナモンやお店で販売している紅茶などもこだわっています。太陽暦に基づき自然に根付いたビオディナミ農法のものを使用。材料もなるべく国産やオーガニックのものを使用して幅広い年代の人に楽しんでもらえるように意識しているのだそう。

食感と特別感を演出するキューブ型

また『セイロン』のシナモンロールの特徴といえば、このかわいらしいキューブ型。

「生地に豆乳を使用し、プリっとしつつも歯切れよく口どけのよい食感を作ろうとしています。その時に丸い型よりも四角い特注の型で焼いた方が、ほどよく水分が飛び、理想の食感に近づけることができたんです」と、森さん。

プレーンと季節ごとの個性豊かなシナモンロール

定番の「プレーン」以外の6種類は日替わり。この日は秋らしいメニューが並んでいました。毎日訪れても違うメニューがあるというくらい、豊富なメニューがあるそう。

1番人気は「プレーン」。お客様の多くはこの「プレーン」と他のメニューを購入される方が多いとのこと。

セイロンシナモンの味わいを存分に味わえるシナモンロールです。ちょっとボリューム感があるかな?と思いつつも、優しい甘みに思わずパクパク食べてしまい、あっという間にペロリと食べてしまいました。

人気のジンジャーシリーズ。秋ということユズでしたが、冬はりんご、夏はレモンやマンゴーなど季節ごとに、ジンジャーとの組み合わせが楽しめます。

実際に食べてみると、ユズのピールがしっかり入っていて爽やか風味。ジンジャーのスパイシーさがさりげないアクセントになっています。

スリランカコーヒーが練りこんである「ティラミス」。紅茶のイメージが強いスリランカですが、昔はコーヒーの国。

そのコーヒーを復活させようという動きがある中で、森さんもシナモンロールのメニューに取り入れたそう。コーヒーが練りこんであると言え、味わいはまろやか。ミルクコーヒーのような優しい味わいでお子様でも楽しめます。

自宅でシナモンロールを楽しみたい!

ご自宅でおいしく楽しむ方法も教えてもらいました。レンジで15秒あたためると全体的にふんわりした食感に、余熱したオーブントースターで1分あたためれば、外はカリッとするので焼きたてのような状態を楽しめるとのこと。比較的大きめサイズなので、カットして召し上がる方も多いそうで、その際はあたためる前に十字にしっかり4分の1にカットするのがおすすめ。

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