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おいしさを引き出す料理の基本。大根に味が染み込む調理のコツ

  • 2017.11.13
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大根の美しい皮の剥き方

大根の皮はピーラーや包丁を使って剥いていきます。ピーラーを使う場合は、上から下に向けて縦方向に剥き、大根を回転させながら一周剥きましょう。

包丁を使う場合は、手に持ちやすい長さ(5~15cm)の円筒状に大根をカットして、包丁を当て大根を回しながら桂剥きしていきます。薄く均等に皮を切り離さずに剥き続けることができれば、包丁テクニックは上級者と言えるでしょう。

大根を繊維に沿って切る方法

大根は縦方向に繊維が入っているため、繊維に沿った切り方をするとシャキシャキとした食感が楽しめます。薄切り、短冊切り、細切りと料理に合わせて切り方を変えましょう。

繊維に沿って切ることで、煮崩れしにくくもなります。サラダやなます、汁物、炒め物など、大根のハリのあるなめらかな食感を楽しみたい料理に適した切り方です。

大根の繊維を断って切る方法

反対に大根の繊維を断って切ると、味がしみこみやすく柔らかく仕上がります。煮物や汁物など柔らかく味のしみた大根料理に適した切り方です。輪切り、半月切り、いちょう切りと料理に合った切り方でカットしましょう。

輪切りにした大根は、面取りや隠し包丁を入れることで、さらに味がしみ込みやすくなります。隠し包丁は大根の厚みに対し、1/3程度の深さまで切込みを入れましょう。

最後のひと手間、下茹で方法

大根を調理する前の最後のひと手間が下茹でです。大根を下茹ですることで、火の通りが良くなり味がしみ込みやすくなり、アクやえぐみを取ることができます。

大根の下茹では、水から大根を茹でるのがポイントです。茹でるときに少量のお米を入れると、お米のでんぷんがアクを吸着し大根に甘みが出ます。お米のとぎ汁がある時には、とぎ汁で下茹ですればお米が無駄になりません。

大根は切り方で味が変わる食材のひとつ。調理法にあった切り方を工夫して、大根のおいしさを最大限に引き出しましょう。下茹でをすることで、甘く味の染みた大根料理が完成します。

監修/Niki・B・Shun

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