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「降水量」が多い県は美肌が多い?湿度から見る美肌対策法

  • 2017.11.10

今年も株式会社ポーラによる、”美肌県グランプリ”が発表され、美肌偏差値70.97で”富山県”が堂々の1位になりました。続いて2位が”石川県”3位が秋田県という結果でした。
その1では、“日照時間が短い”という結果をご紹介しました。(https://ww-online.jp/archives/719838))
今回は“降水量”について、ご紹介します。雨が多いと湿度が高くなります。湿度と肌の関係はどうなっていうのでしょうか?
冷房や暖房を使ったり、冬になり空気が乾くと肌もカサカサして乾燥気味! このような経験、ありますよね? これから迎える冬、空気の乾燥と暖房使用でカラッカラになってしまいます。この時期美肌に近づくための対策方法をお伝えします。
 

肌水分量とバリア機能

お水を入れたコップを置いておくと、コップの水が蒸発し減っていきます。肌の水分も残念なことに蒸発しているのです。
しかし、肌には水分を逃がさないようにする機能があります。
その一つが、“皮脂膜”です。皮脂膜は、毛穴から出た皮脂(油分)と汗腺からでた汗(水分)が肌の上で混ざり合い作られた膜で“天然のクリーム”ともいわれ、肌の上にベールをかけて、肌内からの水分蒸発を防いだり、外部からの刺激から肌を守ったりする役割があります。
もう一つが、肌の一番上、触れる部分にあたる“角層”です。この角層は、わずか0.01~0.02㎜ラップの厚さしかありません。その薄い角層にも、NMF(天然保湿因子)や細胞間脂質といったバリア機能の働きで、肌のうるおいを保ち、肌を乾燥から守っています。
しかし、外の空気が乾燥してくるとだんだんに肌の水分も蒸発しやすくなってきます。

肌が乾燥すると、肌荒れや小じわの原因になりますので、注意が必要です。美肌に良い湿度は60~65%といわれています。湿度計を置いてこまめにチェックしましょう。
 

乾いた!と感じたら

冬になると、空気の乾燥とエアコンやストーブで湿度が30%以下になること……。これを放っておくと肌がカラカラになってしまいます。
そんな時には、加湿器が便利です。部屋全体の湿度を60%にキープがオススメ! 加湿器がない場合には、タオルを濡らして部屋に掛けたりしてもOKです。
肌のお手入れには、化粧水はもちろん、水分を逃がさないように乳液やクリームでしっかり保湿しましょう。
スペシャルケアとして、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド配合の保湿美容液やシートマスクなども上手に取り入れて肌のうるおいキープを心がけましょう。

日本は北から南まで長く、気象条件が違います。またPM2.5や黄砂などの大気汚染なども美肌には関係してきます。
まずは今お住いの地域の気象状況を知ること、そして日々変わる自分自身の肌状態を知ることが大事です。美肌への道は、日々のお肌の状況に合わせたお手入れの積み重ねからできるのだと思います。さぁ今日から美肌に向けて頑張りましょう。
「降水量」が多い県は美肌が多い?湿度から見る美肌対策法はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

a.kumi

「コスメライセンススクール広島校」・「Beautystudio Gaiiery」の代表をしており、長年美容業界で携えた知識と技術で年齢に抗うことより心身ともに健康で美しく年を重ねる提案を発信中。

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