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目からウロコ!これで長持ち野菜・果物ごとに適した保存温度とは

  • 2017.11.10

一度の買い物で、野菜や果物をちょっと多めに購入して保存しておく方は多いですよね。そして、それらを調理したときや口にしたとき……「あれ、もう傷んでる?」と鮮度・うま味の損失にがっかりしたこともあるのではないでしょうか。もしかしたらそれ、自宅での保存方法が原因かもしれません。野菜や果物にはそれぞれ適した保存温度があるのです。
今回は、ビューティーフードアドバイザーである筆者が、野菜・果物を美味しくキープするための保存温度についてお話ししていきたいと思います。
 

■13~15度で保存するのは

まずは常温での保存が可能なものから。
・かぼちゃ

まるまる1個のかぼちゃであれば常温で2~3か月保存できますが、カットしたかぼちゃであれば種とわたをしっかりくり抜いてラップをして冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。傷みやすいので、4~5日以内に使い切って。
・さつまいも
さつまいもの保存に適した温度は約15度。暑い地域が原産の根菜類のため寒さに弱いので、冷蔵庫には入れずに新聞紙で包んで保存します。
・バナナ
バナナの食べごろは、皮に茶色い斑点が出てきたとき。緑がかっていたり、鮮やかな黄色をしていたりするものはまだ熟していないので常温の環境で追熟が必要です。バナナもまた寒さに弱く、13度を下回る環境では追熟が止まるので覚えておくとよいでしょう。

■5~10度で保存するのは

続いては、冷暗所や冷蔵庫の野菜室のようなやや温度が低い場所で保存するのが望ましいものです。
・トマト
トマトは冷やしすぎると糖度が下がるので、食べる1時間前くらいに冷蔵庫の野菜室に入れて冷やすとよいでしょう。それまでは常温での保存がオススメです。まだ熟していないものであれば常温での追熟が必要で、すでに熟したものであれば室温が高い日はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
・きゅうり
きゅうりは低温に弱い野菜。冷やしすぎるとビタミンCが壊れると言われているので、10度前後の冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冬場は風通しのよい冷暗所での保存もOKです。保存の際は縦に立ててあげると傷みにくいですよ。
・じゃがいも
じゃがいもは比較的保存がきく根菜類。新聞紙に包んで風通しのよい場所に置くか、冷蔵庫の野菜室で保存をしましょう。天然毒素の発生を抑えるためにも、光が当たらない場所で保存して。
 

■5度以下で保存するのは

最後は、冷蔵庫で保存したいものについて。
・ほうれん草
ほうれん草は乾燥に弱いので、ぬらした新聞紙で包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫で立てて保存します。2~3日を目安に食べきってください。硬めに茹でて水気を切ったものをラップで包んで冷凍保存しておくと、より長持ちさせることができます。
・キャベツ

キャベツも乾燥に弱いので、新聞紙やラップでしっかり包んでから冷蔵庫で保存しましょう。断面から劣化してくるので、大きくカットしたものは早めに食べきることをオススメします。
・にんじん
湿気によって傷みやすいのがにんじん。水気をよく拭き取ってからビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
・ブロッコリー

ブロッコリーは、0度前後で保存するのが望ましいです。時間が経つとつぼみが開いて栄養が逃げていくので、房ごとに小分けにして硬めに茹でて冷凍保存をしておくと長持ちさせることができます。
 
ここでは代表的な野菜・果物を例に挙げました。季節や品種によっても保存法は変わってくるので、あくまでも目安にしてみてくださいね。
目からウロコ!これで長持ち野菜・果物ごとに適した保存温度とははWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

高木沙織

“美容”と“食”には密接な関係があることから、複数の「食」に関する資格を取得。イベント講師・執筆に携わる一方ヨガインストラクターとしても活動し、多角的に健康美作りをサポートする。

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