ワンプレートランチが人気。美しい庭を望む札幌のおしゃれカフェ

壁のツタが印象的。洗練された空間

北海道・札幌市にある「けんちくとカフェ kanna（カンナ）」は、住宅街にあるカフェ。歴史ある街並みに溶け込んだたたずまいにしたいという思いから、外観はモルタルの壁にツタをはわせ、どこか懐かしさを感じさせるようにデザインされています。

店内に入ると懐かしい土間と、現代アート的な内装が融合する空間が広がります。壁には海外の設計に関する書籍が飾られ、空間をより印象的に演出しています。

「けんちくとカフェ kanna」は「株式会社KANNADESIGN」という住空間を設計施工する会社が母体であり、カフェに設計事務所が併設されています。1971年に建設された古屋を、事務所のスタッフが「こんなことがやりたかった！」というアイディアのもと作られたのが、こちらのお店です。

店名の「kanna」はアイヌ語で「上の方」「best」という意味。「いつも一番良い物を提供しよう」をモットーに掲げ、社名と共にカフェにも同じく使われています。その名の通り、お店のオープン以来、メニューの研究やコーヒーの研修を怠らず、常に向上させているお店です。

「木苺のチェッカーケーキ」は、見た目にも華やかな人気のスイーツ。プレーンの生地と、淡いピンク色の生地が市松模様を描くように組み合わされており、その周りを木いちごのクリームが彩ります。まるでシフォンケーキのような、軽くてふんわりとした食感のケーキで、クリームもやさしい甘さです。

ケーキと一緒にドリンクもどうぞ。「カフェラテ」もお店の人気のメニューです。たっぷりのフォームドミルクの上に、ココアパウダーの雪の結晶が浮かびます。かわいらしい見た目にも、ほっと心がほぐれる一杯です。

「ワンプレートランチ」もお店の人気商品です。ドリンクをお得な値段で追加することができます。季節ごとに内容が異なり、夏はジャガイモのグラタンドフィノワーズとキャロットラペ、お豆のマリネに天然酵母ベーグルという内容。冬は体にやさしいスープと天然酵母ベーグル、そしてオリジナルピクルスという内容です。

冬のスープには豆やにんじん、キノコなどの野菜がたっぷりと入っており、食べれば素材のおいしさが身体にしみわたります。ボルシチやミネストローネなど、スープの内容は変わるので、事前にお店のブログでチェックしておくと良いでしょう。

「けんちくとカフェ kanna」は、木塀で囲まれた隠れ家的なお店。おしゃれな内装だけでなく、グリーンが美しいお庭も自慢です。スタッフ手づくりのケーキは季節ごとに内容が変わるので、お店に何度も足を運びたくなります。ラテの牛乳を豆乳に変更可能なのも嬉しいポイントです。

大変人気のお店ですが、午前中や15:00以降は比較的空いているため狙い目と言えます。また、お店ではワークショップも開催されているので、そちらも要チェックです。

JR学園都市線の「新川駅」から、徒歩10分程の場所にあります。2番出口を出て、駅を背にして直進するとお店が見えてくるでしょう。「けんちくとカフェ kanna」のおしゃれな空間で、華やかでおいしいスイーツやランチをいただきませんか。