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炭焼きトーストにフルーツサンド…売り切れ必須の老舗ベーカリー「ペリカン」のカフェが浅草にオープン

  • 2017.11.6
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浅草の老舗ベーカリー・ペリカン。そのすぐ近くに、この夏カフェがオープンしました。ペリカンの食パンを炭火で焼いた「炭焼きトースト」や新鮮なフルーツたっぷりの「フルーツサンド」など、ペリカンのパンを使った充実のメニューを求めて、毎日多くの人でにぎわっています。

「ペリカン」のパンを使った「ペリカンカフェ」

地下鉄の田原町駅や蔵前駅から歩くこと数分。浅草の喧騒から少し離れた通り沿いに、「ペリカンカフェ」はあります。

1942年に創業された浅草の「ペリカン」といえば、食パンとロールパンの二種類のみを扱う、歴史あるベーカリーとして有名です。職人さんが毎朝食パン400~500本、ロールパン3800〜4000個をつくり続けても、そのほとんどが売り切れてしまうほど人気があります。

店主は、ペリカンの2代目店長・渡辺多夫さんの娘である渡辺馨さん。「日頃からペリカンのパンを愛してくださる方に、もっとパンを楽しめる場を作れたら」との思いで、念願のカフェをオープンしました。
ペリカンのくちばしの黄色をテーマカラーにした店内は、明るい活気と清潔感に溢れていて、老若男女を問わず訪れる人が後をたちません。

外はカリッと、中はもっちり。炭焼きトースト

メニューのオーガナイザーを務めたのは、イタリア料理研究家のパンツェッタ貴久子さん。上の写真は、特注の焼き台で一枚一枚、丁寧に焼いた「炭焼きトースト(単品320円、ドリンク付き540円)」。四角いアルミ製のプレートは、食パンを焼くときの鉄の焼き型をイメージしたそう。
3cmもの厚みのあるトーストは、遠赤外線の効果で、外はカリッと香ばしく焼き上がり、中はもちもちとした食感に。
まずはそのまま、そしてバターを伸ばして、最後にジャムをつけていただくと、一枚のトーストでさまざまな味わいを楽しむことができます。

こちらは旬のフルーツを使った「フルーツサンド(860円)」。手に取るとこぼれそうなくらいたっぷりと生クリームが入っているのに、甘さが控えめでさっぱりと食べられてしまうのが不思議です。
他にも、ハムカツサンドや小豆トースト、ポテトサラダにクリームソーダなど、下町らしいメニューが揃い、どこかホッとする懐かしい気分に浸れます。

ワインなどのお酒と一緒に♪

モッツァレラとフロマージュブラン、パルミジャーノの3種類をミックスした「白いチーズトースト(680円)」は、サクサクとした炭火焼の香ばしさと、とろっとしたチーズの味わいがたまりません。カフェではワイン (白・赤、 各480円)もオーダーでき、濃厚なチーズとの相性は抜群。ぜひワインと合わせていただきたい一品です。
なお「フルーツサンド」と「本日のサンドイッチ」、「本日のトースト」は平日11時から(土曜日のみ朝から)のオーダーとなるので、足を運ぶ際は気をつけてくださいね。

映画「74歳のペリカンはパンを売る。」が全国で順次公開

そして、ペリカンパンの魅力に迫った映画「74歳のペリカンはパンを売る。」が、全国で順次公開中です(東京は11/10まで)。
長きにわたり2種類のパンのみを作りつづけ、それでも行列が絶えることのない唯一無二の存在ともいえるベーカリー「ペリカン」。あくなきパンへの思いと情熱を追いかけたドキュメンタリー作品です。
見終わったあとは、すぐにでもペリカンのパンを食べたくなること必須ですが、ほとんどが予約販売にて売り切れてしまうため、パンは前日の15時半までの予約がおすすめ。

ランチ時にはとくに混み合うカフェは、平日の午前中か夕方頃、もしくは天候不順の日が狙い目だそうですよ。映画を見たあとは、ぜひ浅草へ。

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