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みかん倉庫から町の人が憩うカフェへ。和歌山のコーヒー焙煎所「THE ROASTERS」

  • 2017.11.3
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和歌山駅から車で30分、畑に囲まれた小さな集落にある、コーヒー焙煎所「THE ROASTERS」。元みかん倉庫をセルフリノベーションした温かみのある空間では、世界中の農園から厳選されたコーヒー豆の購入や淹れたてのコーヒーをゆっくり味わうことができます。

原産国の国旗をモチーフにしたかわいらしいパッケージ

「THE ROASTES」の店頭で販売しているコーヒー豆は、焙煎士の神谷仁子(かみやじんこ)さん自ら世界各国の農園から厳選し、店内で焙煎しています。

コーヒー好きが高じてたどりついた焙煎士への道

神谷さんがコーヒーの道にすすむきっかけとなったのは、一軒のカフェとの出会いからでした。

「東京に住んでいた頃、好きで通い続けていた板橋のカフェ「roji cafe」(現在は閉店)で働けるようになったんです。そこでコーヒーの味を学びました。コーヒーの産地によって味が違うことを自分の舌で確認できたときは感動しましたね」(神谷さん)

「東京ではない場所」でお店を持ちたい

いつか自分のお店を持ちたいと思っていた神谷さん。
ひとつ決めていたことは「東京ではない場所」で、お店をもつということでした。

「東京にはたくさんカフェがありますし、人も多い。私自身、もっと集中できる場所で焙煎士として理想を追求したかったんです。それにせっかく来てくれるお客さんとゆったりした空間で、じっくり話もしたかった。だから東京ではないなと」(神谷さん)

それから、ご主人の出身地である和歌山へ移住。
和歌山で自分のお店を始めようと店舗スペースを探していた時、

「和歌山に遊びにきた友人が主人の祖父が使っていたみかん倉庫を見た時、ここをお店にしたら?とアイディアをくれて(笑)」(神谷さん)

店舗の場所が決まった後は、店舗デザインや家具の設計に携わってきた夫の健(たけし)さんと友人のイギリス人大工が、約9ヶ月かけてリノベーション。2014年9月、ついに「THE ROASTERS」がオープンしました。

町の憩う場としての「THE ROASTERS」

オープンしてから3年経った現在、「THE ROASTERS」は、幅広い年齢層の地元のお客さんが来るお店となっています。

仕事帰りにふらっと立ち寄り、神谷さんと話して帰る近隣の住人も多く、町の憩いの場としての役割も果たしているようです。

「THE ROASTERS」は観光客が多く訪れる紀美野町で、コーヒースタンド「THE STAND」として週末限定で出店しています。

和歌山に来るときは、こちらのスタンドに立ち寄ってみるのも良いですね。

THE ROASTERSのコーヒーを1名様にプレゼント

ことりっぷweb読者の中から抽選で1名様に、THE ROASTERSの商品をプレゼントします。記事の感想を添えてご応募ください。応募締切日:11月19日(日)

<プレゼント商品>
・「グアテマラ」(200g 1404円)

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