ソウルの街で暴れる怪獣は、アン・ハサウェイだった! 『シンクロナイズドモンスター』

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すごく変な映画です。いきなり、「怪獣とアン・ハサウェイがシンクロしてる話」なのですから! 怪獣映画を見たい人も、『マイ・インターン』(2015)のようなオシャレ映画を見たい人も肩透かしされるはず。なのに、なんだか身に染みて考えさせられるところもあるのです。

アン・ハサウェイが演じるのはNYでライターの仕事がうまくいかず、田舎の実家に戻るグロリア。まるで『ゴーン・ガール』(2014)のベン・アフレックのようです。そしてグロリアはあの映画のベン・アフレックのダメっぷりに負けないほどのダメ女。連日大酒をかっくらい、彼氏にも愛想をつかされたグロリアは故郷で同級生のオスカー(ジェイソン・サダイキス)と再会し、彼に仕事を世話してもらったり、家具を調達してもらったり、何かと親切にしてもらいながらやり直そうとします。

そんな地味な話が、唐突に展開。なんと韓国ソウルの街に怪獣が現れるのです。グロリアはテレビを見ながら、その怪獣が自分の動きとぴったりシンクロしているのに気づく。グロリアが頭をかくと、怪獣もかく。そのとんでもない事態に、オスカーもある形で加わります。とはいえ怪獣が人の破壊衝動や抑圧された心のメタファーだというのは、よく言われること。このコメディでも、だんだんと登場人物の劣等感や執着心、嫉妬が見えてきます。それが思わぬ場所で噴出して、暴れている。それは荒唐無稽な話ではなく、毎日のようにインターネットでも起きていること。

私が怖かったのは、オスカーが「親切の見返り」を求めるような態度を取った時です。まさにマッチョなモンスター! グロリアがそれにどうケリをつけるかは、ぜひ映画を見てほしいのですが、それにしても妊娠中にこんな映画に出演したアン・ハサウェイも肝が座っている。ボサボサの髪、シャツの裾をアウトした冴えない格好で、「ダメな自分」に立ち向かう女性を演じる――それも役者冥利なのかもしれません。

『シンクロナイズド・モンスター』
監督/ナチョ・ビガロンド
出演/アン・ハサウェイ、ジェイソン・サダイキス、ダン・スティーヴンス
11月3日、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー

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