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日本の伝統が海外で人気!「BONSAI(盆栽)」の魅力をご紹介

  • 2017.10.27

歌舞伎や能、茶道や華道、電化製品、アニメやマンガ、ゲーム……これらは、海外で人気の日本文化です。「BONSAI(盆栽)」も、海外で人気の日本の伝統文化の一つですが、盆栽と聞くと「古くさい」「おじいちゃんの趣味」といったイメージを持っている人も少なくはないでしょう。しかし、最近は盆栽をインテリアの中にステキに取り入れる人も増えてきています。今回は、身近にあるのによく知らない盆栽の魅力を、ほんの少しのぞいてみましょう。また、海外で人気の日本の伝統工芸品もあわせて紹介します。

盆栽とは?

盆栽とは、草や木などを単に鉢に植えるだけでなく、より美しく見えるように育てていくこと。美しく見えるように、枝や葉の形だけではなく、幹の艶やかさや、根っこの形など全てにこだわり育てていきます。かつては、貴族など身分の高い人たちだけが楽しんでいた盆栽ですが、江戸時代から庶民も楽しむ趣味となっていきました。

近頃は、多肉観葉植物や苔の人気で植物店が身近になり、若い人が盆栽を楽しむことも増えてきました。盆栽に使う草木はこれと決まったものありませんが、王道はやはり松の木です。松は日本では神様が宿る神聖な木とされていて、一年中緑の葉をつけていますので「長寿」の象徴ともされています。 

紅葉や楓も人気があります。秋に美しく紅葉すれば季節を感じることができますね。 

花を咲かせる草木も人気です。梅の木は、花が咲けば見た目だけでなく、香りでも楽しませてくれます。桜やツツジなどの他、シダ類や、お正月時期には福寿草や葉牡丹などの、さまざまな草木が盆栽として楽しまれています。 

さらには、ヒメリンゴやさくらんぼ、「キンズ」という金柑の仲間など、実のなる樹木も盆栽として育てることができます。 

海外での「BONSAI」人気が高まった今、スペインではオリーブの木、プエルトリコでは南米の樹木など、自国の木を使って盆栽を楽しむ人が増えてきています。 

盆栽は「完成のない芸術」「生きた芸術」と呼ばれています。生きているから、思った形に仕上がるとは限らない、完成したと思ってもすぐに成長していく、それが盆栽の魅力であり醍醐味です。 

盆栽はどんなインテリアにもマッチ

盆栽を飾るのは和室である必要はありません。洋のインテリアに和の盆栽を組み合わせることで、部屋をモダンに見せることができ、お部屋の印象もグレードアップ! 

洋風のヴィンテージインテリアにも、盆栽はよくなじみます。 

お正月に、花のかわりにミニ盆栽を飾るのはいかが?よりお正月らしい雰囲気が出て、長く楽しむこともできます。 

盆栽だけじゃない。海外で人気の日本の伝統

南部鉄瓶

岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」。お湯を沸かしたときに鉄分が水の中に溶け出るので、まろやかな味わいとなります。黒や茶色に加えて、最近はピンクや赤、紫などのカラフルな色のものも多く見かける南部鉄瓶。デザインもモダンになり、海外で高い人気となっています。

江戸切子

「江戸切子」は江戸時代の終わりに始まったガラス細工のことで、ガラスの表面に砂や、やすりを使って彫刻をおこなったのが始まりです。切子の模様には、「矢来紋(やらいもん)」や「七宝紋」「麻ノ葉紋」「笹ノ葉紋」などさまざまな和の模様があります。 

こけし

海外ではインテリアに取り入れられることも多い「こけし」。主に東北地方の伝統工芸品ですが、生産される県によって、髪や胴の模様など特徴が違っています。 

和ろうそく

和ろうそくは、西洋でつくられるろうろくと原料も異なりますが、火をつけた時にその特徴がでます。和ろうそくの炎は、大きくゆらゆらと揺れ、より神秘的な印象を与えます。 

和紙

日本に古くからある「和紙」。絵画や書道の用紙や障子にだけでなく、照明などのインテリアにも使われています。強度はあるのに柔らかい和紙は、海外でも高い評価を得て人気となっています。 

まとめ

海外で人気の日本の文化「BONSAI」。以前より身近になった盆栽は専門店だけでなく、植物店や、クラフト市、骨董市などで見かけることも。盆栽を見かけたときにはぜひ手にとって眺めてみてくださいね。あなたのお部屋にもきっと欲しくなることでしょう。

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