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大人の恋の決め手はニーズ!/オトナ女子のための『実践的☆出会い道』第六十二回目

  • 2017.10.27
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幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。

恋をすると、「好み」とか「タイミング」とか様々な要因が結果を左右していくとわかるものですが、意外と忘れられがちなのが、「ニーズ」でしょう。

ニーズとは、「どれくらいの情熱で」「どういう結果を求めているか(=目的)」ということですが、実はニーズこそが大人の恋の行方を左右しているのですよね。そこで、今回は「ニーズの重要性」とどう意識してゆけばいいかについて、お伝えしていこうと思います。

結婚したいのか恋愛したいのか

まず恋を左右するニーズとは何かといいますと、「結婚したい度合い」と「恋愛したい度合い」、つまり目的(結果)のニーズと、「すぐにしたいのか」「できればしたいのか」という情熱の高さに対するニーズです。それぞれが同じくらいだと、恋愛関係は成立しやすいのですが、どちらかがズレているとなかなか成立しないです。

また、いったんは成立したかに見えても、「実はそれは幻だった」なんてことになりかねず、結果、女性が悲しい思いをすることになる。具体的に見ていきましょう。

結婚したい男性とでないと難しい

アラフォーのAさんは婚活アプリで20代の男性と知り合い、意気投合。結婚については、男性側は「意識しているが、すぐというよりはいつかは」という意識で、Aさんは「できればしたいけど、結婚ありきの恋愛はしたくなく、それよりもまずは恋愛でしょう」という意識でした。

対面の日に、それぞれのニーズを表明し合ったところ、Aさんは「まず付き合うというスタンスなので付き合いたい」と言い、一方の男性は、「付き合うからには結婚を意識したい」という姿勢でしたので、結婚したい意識が不明のAさんとは微妙だったうえ、そもそも「結婚対象としては年齢的に微妙」に思えたので「楽しく話せればいいや」との印象を持ちました。

しかしAさんの押しもあり、かつ「すぐに結婚を考えているわけではないから」という余白から、付き合うに至ったのですが、そのような関係にすぐに息苦しさを感じ始めました。

先の見えない関係は息苦しい

「この先、どうなるの?」という思いが、彼に芽生えたのですね。結局、2人はほんの2か月で別れたのですが、傷ついたのはAさんです。「まずは恋愛でしょ?」とは言いながらも、結局は、「いずれは結婚できる恋愛」を心では求めていたのです。

また、35歳のBさんは、すぐに結婚したい思いで婚活を始めました。しかし好ましく思えた男性は33歳の働き盛り。恋には積極的だったのですぐに関係がスタートしましたが、「彼女を作るつもりはないし」「結婚もすぐにはしない」とわかり、Bさんは苦しい状況に。とはいえ、もう好きになっていたので、あきらめることも難しく、いつ終わるとも知れぬ関係を3年も続けているのです。

大人だからこそ確認したいこと

AさんもBさんも、20代だったらもしかしたら、こうならなかったかもしれません。「好きな人と付き合えて」「いつかは結婚出来たら嬉しいけれど、それは流れによる」と素直に受け止めることができたかもしれません。

しかし、大人になってくるとどうしても「将来はどうなるの?」という思いが心にちらつきますよね。考えないようにしようと思っても、人生設計もあるし、時間は日々、刻々と過ぎてゆきます。そんな中で、「結婚」という単語を無視することのできる女性などなかなかいないのが現実でしょう。もちろん、「しない」という選択もあり得ますし、「しない」と決めている女性たちは、のびやかに恋愛を楽しんでいます。

収入と立場も関係

また年収の高い女性…中でも正社員でもある女性は、もっと自由な印象です。人を養えるほどの収入があると、「シングルマザーになる道もある」し、「男性を養える」などと選択肢が増えるからです。なので、自分の収入と選択肢を一度洗いなおすのは大事ですが、その大本になるのは、やはり「自分自身がどういう人生を歩みたいか」ということに尽きます。

「結婚をしたい」のか、「結婚につながる恋愛をしたい」のか、それとも単純に日々を彩る「恋愛」ができればいいのか。そして、そのニーズの度合いは「絶対に」「今すぐ」か、「できれば」「いい人がいれば」なのか。これも一緒に考えてみるといいでしょう。

意識すると結果がついてくる

「意識するとどうなるか」と言うと、なんと結果がついてくるのですね。なぜかというと、出会いにあたっての選択肢に迷いがなくなっていくからです。

たとえば「絶対に」「今すぐ」結婚したい女性なら、先のAさんやBさんが選んだような男性には出会いません。出会いはするのですが、意識にないので目に入らなくて、結果的に「出会った」という意識に残らないのです。

そして実は私たちは「出会いがない」と言いながらも、日々ありえないほどの出会いを実際には体験しています。その中から、自分の求める出会いだけが目に入り、意識に残っていくのです…。そのためにも、自分の「欲望を意識する」のは大事です。意識することで、求める男性の造形が際立ってくるからです。

欲望にフタをしてはいけない

実はAさんもBさんも自分の欲望はあるのに、意識にフタをしていたので、欲望の外にある「単なる好みの男性」に恋愛感情を持ってしまいました。しかし一方で、自分は「結婚したい」から、「結婚したいと思っている男性とでなければ付き合わない」と決めている女性たちは、するすると結婚相手にどこかで巡り合い結婚していっています。なぜかというと、彼女たちは、同じように「結婚したいと思っている男性」しか、選ぼうとしないからです。

さあ、あなたはどんな将来を見据えて、恋愛相手を探しますか?自分の気持ちがわかると、相応な男性に巡り合ったときに「この人だ」とわかってきます。まずは、自分の気持ちにフタをせず、正直な人になりましょう。

まとめ

・結婚に対するニーズこそが、大人の女性の恋を左右する。

・まずは自分の欲望に正直になるのが大事

Written by にらさわ あきこ

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