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イライラとさようなら。怒鳴らない子育てのための5つのポイント

  • 2017.10.22

子どもに対してつい怒鳴ってしまうということは、ママなら誰でも経験があると思います。しかし感情的に怒ることは子どもに響かないばかりかママにもストレスとなってしまいます。アメリカで開発されたCSP(コモンセンス・ペアレンティング)という児童虐待防止プログラムでは、子育てが楽になるというスキルを学ぶことができます。「怒鳴らない子育て」の実践的方法を5つご紹介します。

1.あいまいな言葉は使わずに具体的に伝える

子どもに何度も言っているのになかなか行動が直らないと「反抗ばかりして!」と思いがちですが、実は単に言いたいことが伝わっていないだけということが多いのです。「ちゃんとして」「いい子にしていて」「ダメじゃない」というのは、子どもにとってとても曖昧な言い方です。「靴は揃えて脱いでね」「ご飯を食べる時はテレビを消してね。食べ終わったらまた見ようね」のように、分かりやすく具体的に伝えましょう。言葉かけをする時は目を見て話しかける方がより伝わります。

2.子どもが「しまった」と思う結果を与える

悪いことをした時には悪い結果を与え、子どもが自分で反省し「しまった」と思えるようにします。怒鳴ったり叩いたりして行動をやめさせても、子どもは反省しません。

悪い結果というのは、

①子どもの楽しみに一時的に制限をかける

②正しい行動をやり直させる(悪い言葉遣いをあらためさせるなど)

③元の状態に戻させる(汚した床を拭かせるなど)

の3つです。

例えば「ゲームの前に宿題をやるんだよね?今度から約束を守れなかった時はゲームの時間は半分にするね」と伝えると子どもは「次は約束を守ろう」と思います。

他には“あいつ”と言っていたら「悪い言葉づかいはやめなさい!」と一方的に言うのではなく「“あいつ”っていう言葉はよくないよね。なんて言うんだっけ?」と声をかけることで子どもに考えさせます。こう聞かれれば「〇〇君」と答えるので、子どもは自分で行動を正します。

3.子どもが納得する叱り方

効果的に褒める・叱るためには、子どもが納得する理由をつけることが大切です。

「また次もやろう」と思えるように具体的に。「弟におもちゃを譲ってあげて偉いね。そうしたら弟も譲ってくれるようになるね」などと言いましょう。

叱る時も頭ごなしに言わず「こうするとあなたにとってこんなにいいことがあるよ」という言い方をすれば、自分の行動が良い結果につながると思い指示に従いやすくなります。

例えば「早く寝なさい!」ではなく「9時には布団に入るんだよね。早く寝たら早起きできるね。早く学校に行けたらいっぱい遊べるよ」などと言えば行動がプラスに働くというイメージを子どもが持つことができます。

4.事前にママの考えを伝えておく“予防的教育”

そもそも問題行動が起きなければママが怒ることもありません。事前に伝えて行動が起きないように予防しておくとお互いストレスがなくなります。

例えばスーパーに出掛ける前に「お菓子買ってって言わないでほしいの」とママのしてほしいことを伝え、「家にお菓子があるからね。帰ったら食べようね」と子どもの側に立って言います。子どもが「わかった」と言えばスーパーで問題行動は起きないでしょう。

この予防的教育は、パパにも効果あり。「洗濯物をたたんでくれると子どもを早く寝かせられるからすごく助かるな」などと言えば素直に行動してくれる確率は高いです。

5.感情のセルフコントロールをする

前述の行動をするためには、カッとならずに落ち着くことが大切です。セルフコントロールといっても難しく考える必要はありません。

カッとなりそうになったら、5秒待つ、深呼吸するなどは効果的です。また、「言葉・態度に感情的に反応しない」「今問題になっていることだけに焦点を当てる」などを心がけましょう。抑えつけても反抗するだけ。親が落ち着けば子どもも落ち着きます。

こういったスキルは、練習することで自然に身につきます。子どもの気持ちを考えた対応を心がければ怒鳴ることが減るはずですよ。イライラが減ればしつけもしやすくなり、結果的にママが楽になります。少しずつ実践してみてはいかがでしょうか。

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