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子どもの自立を妨げる“先回り育児”はもうやめよう

  • 2017.10.22
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子育てのゴールは子どもが自立することと言われています。

しかし、親がつい先回りした行動をすることで、子どものやれる、頑張れるという意欲を削いでしまうことになります。親がよかれと思って手や口を出すことは、実は子どもの意欲をつぶしてしまうことになりかねません。

先回り育児とはどんなことで、どうすれば改善できるのでしょうか。

子どもの「やりたい」の芽をつんでしまう行為

親にとって子どもはいつまでたっても子ども。親心からつい手を出してあげたくなってしまうものです。

しかし、そういった行動が子どもの「やりたい」気持ちを奪い、自立心が育たなくなってしまいます。

下記の行為は、典型的な先回り育児です。ついやってしまっていませんか?

・この子にはまだできないと判断して手を出す

・時間がなくて親が着替えさせる

・子どもが悩んでいる時に答えを待てずに親が決める

・うまくできない時に、やり方を教える

やってもらうことが当たり前になると、子どもは自分でやろうと思わずに人に依存するようになります。

先回り育児をしないための4つの心得

実際の場面を目の当たりにするとつい手がでてしまうかもしれませんが、そんな時に知っておきたい心得を覚えておきましょう。

・手を出すのは子どもに頼まれた時だけ

少し頑張ればできそうなことに挑戦しようとする子どもの意欲を優先してあげましょう。また、やってみてできない時に自分から「やって」と頼めるかどうかも自立の一つです。

学校や社会に出れば必要な時に人に頼む場面もでてくるでしょう。自分ができない時は助けを求めることができる子にすることも大切です。

・時間がなくて親がやる場合は事情を説明する

先回りしてしまう理由の1つに「時間がかかる」「イライラする」ということもあります。

確かに、全てのことを子どもに託していては、ママのストレスはたまってしまいます。また、時間が限られている場面も多くあります。そのような時は無理に我慢をする必要はありません。

しかし、手を出す場合は頭ごなしに「ダメ」と言ったり、黙って手を出したりすることはないようにしましょう。「ごめんね。できることは分かっているけど、今日は忙しいからママがやるね」などとしっかり事情を説明し、子どもが納得してから手を出しましょう。

・自分で選択させる

自分で選ぶということも自立には欠かせないことです。自分で決めたことは行動に移しやすいものです。

食べたい物や着たい物など小さいことからで構いませんので子どもに決めさせる機会をたくさん作りましょう。

決めたことは絶対に否定せず、意思を尊重しましょう。

・失敗することも良い経験と思う

親が先回りをしてしまう理由として他には、子どもに失敗をさせないため、ということもあるでしょう。

そのために手を出したり上手くいく方法を教えたりするのです。しかし失敗することは悪いことではなく、むしろ失敗の中から良い方法を探すことが良い経験になるのです。

危険が生じることでなければ、大いに失敗を経験させてあげましょう。

私の息子は、最近一人でお布団に入るようになりました。

「一人で寝てみる」という意志を尊重していますが、どうしても寝付けない時は本人に呼ばれて結局一緒に寝ることもあります。逆にそのまま寝つけた時には、翌日「一人で寝られてすごかったね」とたくさん褒めています。

できない時は無理をしないことがストレスをかけずに成功する鍵だと思います。

その分頑張れた時にはそのことがどんどん自信となるようです。子どもは昨日と同じと思っても、しっかり成長しているものなのですね。

余裕のある限り見守ること・・・それが子どもの自立を促します。今後はイライラをぐっとこらえて、待つことを意識してみてはいかがでしょうか?

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