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「好きかどうかわからない」は、じぶんのことも愛してない証拠

  • 2017.10.21
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「彼のことが好きかどうか、自分でもわからないんです」と、うつむき加減に言えば、昔は「では彼と別れたらどうですか(あるいは交際前だと、ではつきあわなければどうですか)」と、しれっと言うオトナがいました。
が、最近はこうハッキリ言うオトナが減ったのか、それとも、そういう人をオトナが相手にしなくなったのか、「好きとはこういう気持ちです」という「解説」が、ネット上に散見されます。
これはいいことでもあり、悪いことであり、悪いことであり、いいことですが・・・・・・。

■■好きとはどういうことか?

たとえば「素直さ」が心から素直に出てこない時期って、彼のことは好きだけどつきあってもいいのかな?と思うことがあると思います。
若くして好きなものを好きと素直に言える人もいれば、言えない人もいますよね、素直に言えない人はたいてい、「わたしは彼のことが本当に好きなんだろうか?」とか「好きってどういうことだろう」と考えちゃったりすると思います。
好きに理屈はないんですよ、好きは好きなんですよ、と、そういう人に言ったところで、「?」と思われておしまい、とか・・・・・・。
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一般的には、自分で自分のことが好きだと、人のことも好きになりやすいし、「好きという気持ちの定義」をめぐって、ひとり相撲をせずにすみます。そういう人は「好きは好きだから」と、こうやって文字にすれば哲学チックなことを、ごく自然に胸に抱いています。ということは、自分のことが自分で好きじゃない人が、「好きってなんだろう」とか「彼のことが好きかどうかわからないんですが」という気持ちに足をとられている、ということです。
つまり自分で自分のことを愛せていないから、他者のこともうまく愛せない。彼のことは「ちょっとは」好きだけど、さて「ちょっと好き」というところから、どっちの方向に向かって歩けばいいのだろう、と思ってしまう、ということです。

■■自分を好きになる方法はとても簡単です

自分を好きになる方法はとても簡単です。昨日できなかったことが、今日できるようになれば、できるようになった自分を、自分で褒めてあげるといい。たったこれだけのことです。この(小さな)積み重ねが、あなたの心の鎧(よろい)を外してくれます。
「できなかったことができるようになった」を、積み重ねていくうちに少しずつ、カタくなっている心がやわらかくなってきます。つまり過去に固執していた気持ちが、空に解かれてゆきます。言葉にすればたったこれだけのことが、自分で自分のことを好きになる方法です。
「彼のことはちょっとは好きだけど、本当に好きかどうかわからない」と思っている人は、まず自分の心を空に解き放ってあげるといい。そもそも恋愛って、ふたりでやることであって、ひとり相撲じゃないんです。
「わたしは彼のことが好きなんだろうか」とか「好きってなんだろう」とかと、ひとりで考えていても、彼の真意ってわからないですよね?
心の鎧を外して、ほかの誰でもなく「彼に」、「好きってどういう気持ち?」と聞くところからはじめると、ひとり相撲が、ふたり相撲になります。ふたりで、ほぼ全裸で相撲をとるのって、楽しいですよ。
無論、もののたとえとしての「ほぼ全裸相撲」ということです。(ひとみしょう/文筆家)
(ハウコレ編集部)(ササキミウ @M_Y_3733/モデル)(Yoshifumi Shimizu/カメラマン)

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