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素直に行動する子どもに育つ!子どもに伝わる話し方

  • 2017.10.18
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子どもに何かを伝えた時、内容がちゃんと伝わらずにトンチンカンな行動をされてしまうことはありませんか?子どもは、曖昧な言葉かけをすると勘違いしたり、少ない自分の経験範囲の中から行動するので、ママの意図とは違う行動になってしまうのです。伝え方をちょっと変えるだけで、子どもにちゃんと伝わり、意図した行動を取ってくれるようになります。子どもに伝わる話し方 をするには、どんなところに気を付けたらよいのでしょうか?

抽象的な言葉はNG

子どもが理解しづらいのは抽象的な言葉です。「これ」「あそこ」などのいわゆる「こそあど」言葉や、「ちょっと」「少し」などは、具体的な言葉に置き換えましょう。時間を伝えるのであれば「長い針が6になるまで」とか、「この番組が終わるまで」などと置き換えれば、時計を読むことのできない子にも理解ができます。

また、伝えた言葉を忠実に守るというのも特徴です。例えば「下の子を見ていてね」と言うと、見ることを忠実に守ります。転んで泣いていても見ているだけということになるのです。「転ばないように」「落ちないように」など具体的な言葉を添えてあげると、理解しやすくなります。

見本を見せる

なにかをお願いする前に、見本や完成形を示してあげると、どのように行動すればよいのか子どもに明確に伝わります。例えば、サラダのレタスを半分にしてほしい時には、初めに「この大きさにしてほしい」という形を見せます。「半分にちぎってね」とだけ伝えると、延々と半分にし続けるということが起きてしまうのです。

注意する時に使ってはいけない言葉

毎日同じことを言っても子どもが言うことを聞かずにイライラしてしまうというママも多いと思います。言うことを聞かない理由は、実はきちんと伝わっていないからかもしれません。

親が使いがちなNGワードと、NGワードをどんな風に置き換えたら良いのかを知っておきましょう。

1.「早くしなさい」

“早く”というのは抽象的で伝わりません。具体的なリミットを示しましょう

2.「ちゃんとしなさい」

“ちゃんと”も抽象的です。「背中をまっすぐ伸ばして」「前を向いて」など、どの様に振舞ってほしいのかを具体的に伝えましょう

3.「どうして〇〇なの」「なんで〇〇なの」

理由を追及しても行動には結びつきません。「〇〇しましょう」と、求める形を具体的に提示しましょう

4.「お行儀悪くしないの」

“行儀が悪い”ことがどういうことか分からなければ行動できません。「口を閉じて嚙みましょう」「左手はテーブルの上に出してね」などの言葉で伝えましょう

5.「〇〇しないと●●できないよ」

命令・否定形は使わないことがポイントです。「〇〇したら●●ができるよ」の様に、具体的に●●ができると伝えることで分かりやすくなるだけではなく、素直に言うことを聞こうという気持ちになります

防災・安全のための伝え方

横断歩道などを渡る際、左右を確認しますが、顔だけ左右を向けてしっかりと見ていないということはありませんか?「左右はちゃんと見たよ」と子どもが思っていたらとても危険です。

「右から車は来ていないかな?左からは来ていないかな?」と付け加えたり、「車はいないけど自転車が向こうから来ているね」などと一緒に確認したりすれば、「安全を確認するために見ているんだ」ということが子どもに伝わります。もちろん一度で分かるようになるものではないので、普段から習慣にしましょう。

避難訓練の際にも、伝え方で予想外の行動を取る場合があります。例えば「火事で避難する時はハンカチを口に当てましょう」と伝えていたら、ハンカチが手元にないと言って反対方向に戻ってしまうという事例があったそうです。

子どもには“ハンカチ”が重要だと伝わっていたのです。「煙を吸い込まないように布をあてること」が重要だと理解させるには、理由と共に「ハンカチがなければ服の袖口でもいい」などと伝えてあげると分かりやすいです。

子どもの行動は、大人の理解を越えてしまうことがたくさんあります。実は伝わっていないということは、よくあるのだと思います。意図することと違う行動を取っていても、決して怒ってはいけません。

「こういう伝え方の方が良かったかな」などと、子どもの立場に立って考えてみましょう。それと共に、勘違いして起こる可愛い行動を楽しむという心の余裕も必要ですね。

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