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生理中のむくみ解消方法8つ

  • 2017.10.17
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生理中のむくみほどいやなものはない。そして、多くの人はこのむくみに悩まされている。なんと女性のうち70%近くの人が生理中にむくむと推測されている、とミシガンの産婦人科医ダイアナ・ビトナー医師。エストロゲンが欠如したり、生理の直前にプロゲステロンが急激に増えることなどがお腹のむくみにつながるという。

でもずっとむくみっぱなしではなく生理中の2、3日間で卵巣でホルモンがまた作られるようになり、むくみも解消に向かっていくそうなので安心して。でも、それまでどうすればいいのか。専門家にこのいやなむくみの解消方法を聞いてみた。

タンパク質とカリウムが多いものを食べる

むくまないような食材を選んで食べるようにすること。「カリウムの多い食品、たとえばバナナ、マスクメロン、トマト、アスパラガスなどは水分のめぐりをよくしてくれる」とニューヨークのセレブリティ向けの栄養士でフィットネスの専門家、イザベル・スミス。「良質な脂質、たとえばチアシード、ナッツやサーモンも同様におすすめ。むくみや筋肉のけいれんを防ぐホルモン、プロスタグランジンを下げてくれる」。

そして食べるならタンパク質もよい選択肢。たとえば鶏肉、魚や豆腐などのタンパク質が豊富なものがよい。「天然の利尿剤のような食べ物、たとえばセロリ、キュウリ、スイカ、レモン汁、ニンニクやショウガなどを食べれば生理中でも脚のむくみが軽くなるかもしれない」とサンタモニカの産婦人科医、シェリー・ロス医師。

ガスの原因になるものは避けて

ブロッコリーや芽キャベツはやめておいたほうが賢明。確かにヘルシーな素材ではあるけれど、複合炭水化物の一種のラフィノースを含んでいる。人の身体はこれを正しく分解するための酵素を持っていないので、ガスやむくみにつながってしまう。「こういったお腹のハリにつながるものとしては豆類、キャベツ、カリフラワーやレタスなどもある」とロス氏。

ワークアウトはしっかりするように

生理中は運動なんて一番したくないことかもしれないけれど、専門家によると心拍数を上げることが、むくみを含めたPMSの症状を抑える最も効果的な方法だそう。「あまり動かない生活スタイルの人は消化機能が弱いことが多い」とロス氏。汗をかくことは、便秘を防ぐためにも効果的。水泳やヨガのような軽い運動がおすすめ。クロスフィットなどの負荷の高い運動は炎症を起こしてしまい、むくみの要因になるので注意して。

カフェインとアルコールは控える

「排卵前にアルコールを飲むとPMSの症状、たとえば胸が張ったり、気分のムラ、むくみなどを悪化させることも」とビットナー氏。「コーヒーは消化管や腸を刺激し過ぎてしまう。さらに、脱水気味になるので、これで余計に身体に水分をためこんでしまい、むくみやすくなる」と説明する。朝のラテを我慢するだけでだいぶいいかもしれない。

市販の抗炎症約を飲んで

イブプロフェンとナプロシンは炎症を防ぐ成分を助けるだけでなく、むくみの解消にも役に立つ、とフェニックスの産婦人科医ケリー・ロイ。「生理の数日前に6時間から8時間ごとに200mgから400mg程度を服用してみて」とアドバイスする。

炭酸の清涼飲料水はやめて

甘い炭酸のジュースをがぶ飲みすると一時的には気分がよくなるかもしれないけれど、実はもっとむくむことになる、とスミス氏。これは砂糖たっぷりのスポーツ飲料にも言えること。「人口甘味料を使っているようなドリンクにだまされないで。これもむくんでしまう」とスミス氏。そのかわりに、飲むなら水にして、一日コップ8杯を目安に飲んで。ペパーミントやフェンネルなどのハーブティーにすれば炎症効果も抑えてくれる、とロイ氏はアドバイスする。

いつもより多く眠る

「生理痛やむくみや気分がすぐれない、などの生理の症状によって眠りが影響される」とロイ氏。でも実際は寝ている間にこそおなかの余分な水分が身体に戻り、排出されていく、とロイ氏は説明する。だからなるべく8時間は寝るようにして。

ピルを飲むことも検討して

経口避妊薬は避妊のためだけではなく、生理時の痛みを抑えてホルモンを安定させてくれる。実際に医学的研究によるとPMSの症状を50%も抑えるという結果が出ているそう。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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