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朝食抜きが招く学力低下!幼児期からの朝食習慣が大切

  • 2017.10.15

朝食を取らない子どもが増えています。主な理由は、食べる時間がない、食欲がないというものです。しかし朝食を食べない子どもは、食べる子どもより学力が低下しているという調査結果が発表されました。さらに朝食を食べないことで生じる弊害はいくつかあります。朝食を抜くリスクを知ると同時に、朝食に適した食事を知っておきましょう。

朝食を食べないことで起こる様々な弊害

全国学力学習状況調査では、同じテストを朝食を普段食べている子・食べていない子で比較して実施しています。結果は、食べている子の正解率が71%なのに対し、食べていない子の正解率は53%とかなり差がでました。

なぜ朝食を食べるかどうかでこのような差が出るのでしょうか?朝目覚めた体はエネルギーを必要としており、食事をすることで体温が上昇します。朝食を食べないと体温は上がりにくくなりますが、この体温の上昇が脳を活性化することにつながります。朝食を食べていないと脳が働きにくく眠気が取れないまま授業に臨むことになり、集中力が下がってしまうのです。

朝食を食べていないと、脳だけではなく体もエネルギーが不足してしまい、学習だけではなく運動能力も低下します。集中力を欠く、イライラしやすくなるなどさまざまな弊害が起こるのです。

食べるだけじゃダメ!朝食に適した食事とは

朝食を食べた方がいいと言っても、パンだけ、ご飯だけではあまり意味がなく、脳トレで有名な川島隆太教授によると、パンだけ、ご飯だけは「朝食を食べていないのと同じ」ということです。昔は、ブドウ糖があれば脳が働くと考えられていましたが、実際にはブドウ糖と一緒に栄養バランスを意識したものを一緒に食べないと脳がうまく働かないのです。

とはいえ忙しい朝におかずを用意するのは大変ですよね。一つプラスするだけで効果の高い食材を知っておきましょう。

・卵

高品質のタンパク質・良性の脂肪とビタミンを取り込んでくれる上に、脳の発達に必要不可欠な栄養素を含んでいます。

・納豆

大豆には栄養と酵素が豊富です。記憶力を高めてくれるレシチンを含み、血液をさらさらにしてくれる効果もあります。

・バナナ

集中力を高め、脳と神経の精神面を維持してくれるミネラルを含んでいます。朝食べれば午前中は空腹を感じづらいほどのエネルギーも持っており朝食に適しています。

・ほうれん草

短期記憶と精神的能力をアップさせてくれるビタミンBを含んでいます。また、学習能力向上に欠かせないアミノ酸も含んでいます。

・グレープフルーツ

ビタミンCを多く含んでおり、柑橘系の香りは脳に刺激を与え目を覚まさせてくれる効果もあります。

・アボカド

ビタミンC・Eを含む約20のビタミンやミネラルを含んでいます。神経細胞を保護し脳機能を向上させてくれます。

せっかく朝食を食べていても脳が動いていなければ意味がありません。主食とおかず・フルーツなどを合わせてとりましょう。

年齢が進むと朝食を食べない子どもは増え、朝食を食べない習慣がついている子に朝食を食べさせることは難しくなってきます。

幼児期の内から朝食を食べる習慣をしっかりつけましょう。また、親が1日2食の習慣になっていると子どももそれを見て育ちます。朝食を抜く弊害は子どもに限らず、大人にも脳出血・高血圧などのリスクが高まります。

一緒に朝食を取って、親子で健康的な生活を送りましょう。

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