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注目のマクラメ作家エミリー・カッツさんのライフスタイル☆生活とインテリアの密な関係をご紹介☆

  • 2017.10.15
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アメリカ、ポートランド在住のマクラメ作家エミリー・カッツさん。国内外でマクラメのワークショップを開催するほか、マクラメを紹介する本を出版し、その手工芸の魅力を広めています。複数の雑誌で取り上げられ、注目を集めているエミリーさんですが、彼女のインテリアには生き方がダイレクトに表れており、また魅力的なのです。今回はエミリーさんのライフスタイルとインテリアの密接な関係をご紹介します。

マクラメ作家としての顔

エミリーさんは紐を結ぶことによって模様を作っていく手工芸マクラメの作家。マクラメはどこに結び目を作るかによって自在に模様を作ることができる、自由で創造性のある手法です。植物をふんだんに飾った静かな部屋で作品作りに打ち込む姿は、便利な製品に囲まれていても気忙しく過ごしている私達に、作られた時間の檻から解放されて、羽を伸ばす生き方を示してくれています。 

マクラメは結び目に加え、紐の種類によっても風合いを変えることができます。こちらの作品は、麻の毛羽立ちが味を出していますね。シンプルに結び目を作る繰り返しの作業は、一つの作品にエミリーさんが費やす時間を感じさせます。時間を大切にする精神性が作品に込められているのです。

できあがった作品はおしゃれなインテリアとして活躍します。この写真を見てみると、結び目のバリエーションも様々ですね!また、右側の3つの作品は、紐の色を黒にしたり、多色使いにしたりして工夫しています。アラビア発祥のマクラメは民族的なデザインが魅力的で、自然素材とも相性が良いアートなので、今後さらに注目を集めそうですね。 

エミリーさんは家の中にとどまらず、外にディスプレイすることも。写真では、シンプルな白い紐で作ったマクラメに、ビーズを組み込んだり、色とりどりのお皿や鉢を飾って楽しんでいます。一つ飾るだけでもおしゃれですが、並べて存在感を出すのもお勧めのコーディネート方法ですよ!家の内と外に囚われずに、地球を一つの住み処と捉えているようです。 

自然を愛する心がインテリアに繋がる

こちらはエミリーさんのリビングの写真。テーブルや窓辺にはたくさんのグリーンが飾られています。窓の奥には光があふれ、さらなる自然が広がっています。自然を普段から大切にしているエミリーさんの感性はどのようにして磨かれているのか、ここではご紹介します。 

色とりどりの野菜や花を買い込んで置いただけで、おしゃれに見えてしまう窓辺のインテリア。こうした棚の上一つとっても、さりげなく植物が飾られています。いつも緑が目に入ると、心が安らぎますね。目に入る場所にはいつも緑を飾っておくのがエミリーさん流のインテリアです。 

大自然に足を運び、自然の息づかいを感じる写真をインスタグラムに多数アップしているエミリーさん。写真では、広大な砂漠を前に、世俗から離れて佇むエミリーさんの後ろ姿が。台地の息づかいをいっぱいに吸い込んで、芸術的な感性を膨らませているのでしょうか。こうした荒涼とした場所に足を運ぶからこそ、家ではたくさんの緑に囲まれて、自然の柔らかい部分を吸収できるようにしているのかもしれませんね。 

こちらもエミリーさん撮影のインスタグラム。静かに移ろう夕暮れの風景からは、エミリーさんの静けさや光の移ろいを愛する心が感じられますね。こうした太陽光への感性は、インテリアづくりにも生かされています。自然光がたくさん差し込む様に窓を広くとり、カーテンをかけずになるべく自然のままの光を取り込むのが、エミリーさんのスタイル。 

大自然にぽつんと佇む古い建物。自然と同化するような佇まいを写したインスタグラムにも、エミリーさんの感性が光っています。写真からはものの新しさよりも、古びて自然と一体となっている感覚への愛が感じられますね。こうした外で撮影してきた写真を通しても、エミリーさんは独特の価値観を表現しています。 

大自然の一角で瞑想をする様子。自然への共感が、彼女の芸術性に密接に関わっているのがわかりますね。家でも植物をたくさん飾っていますが、彼女にとって自然は形だけでなく、ダイレクトに感じ、共に生きる存在であることがわかります。 

エミリーさんは他に天然石などもインスタグラムにアップしています。 丁寧に並べられた石は色も多彩で、愛着が感じられる一枚ですね。こうした天然の鮮やかで優しい色彩への愛も、作品の色使いやインテリアのファブリックの使い方などに生きています。 

愛犬と共に水辺を散歩するエミリーさん。マクラメを広めるため国内外で活動するエミリーさんですが、愛犬と共に過ごすこの時間は、自分が大切にするものの原点にいつも立ち返ることができます。 

エミリーさんの生活やインテリアには、アメリカ原住民の、自然に親しむ神秘的な生活と共通するところがあります。俗世から離れて作品を作る芸術家をボヘミアンと呼びますが、エミリーさんは見せかけではなく、まさにボヘミアンな生活を実現していますね。 

食生活では植物をふんだんに取り込み、美しい色彩まで楽しむ

自然と共に生きるエミリーさんの感性は、食生活にも表れています。写真はエミリーさんお手製のフルーツ盛り。彩りがとても鮮やかですね!自然から採れた食材を彩りよく刻んで、たくさん取り入れるようにしていることがわかります。 

エミリーさん愛用のキッチンの様子。シンプルで使いやすいキッチンは、機能的で、すぐに調理を始められる様に余計な物は置きません。自然のものを調理する場所なので、ガスコンロも清潔で調理したくなる環境を確保していますね。

できあがった料理をテーブルに並べた様子です。色彩に満ちたおいしそうな料理は、様々な形の食器に盛りつけて目でも楽しめますね。便利さを求めると、ついできあいのものを買う日が続いたり、便利な工場製品を買ってしまいがちになるものですが、エミリーさんのように自然食材を意識して取り入れるようにするのもまた、インテリアに対する精神に通じていますね。 

こちらはお庭で食事会を開いている様子。自然を愛し、内と外との境界線を越えたエミリーさんの感性が、ここにも現れています。緑に囲まれた庭にテーブルを置き、まるで室内でパーティーをしているような感覚で楽しめる空間を作っています。 

まとめ

今回はエミリーカッツさんのライフスタイルとインテリアの密な関係をご紹介しました。エミリーさんを見ていると、インテリアは単に整頓し飾り付けることではなく、自分の生き方や日常生活と密接に結びついているものだということを、改めて思い出しますよね。エミリーさんを参考に、ぜひライフスタイルとインテリアの関係を見つめ直してみてくださいね! 

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