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「子どもがいるのになんてキレイなの!!」と思われる部屋の特徴3つ

  • 2017.10.12

先日、2組の友人夫妻がわが家へ遊びに来ました。そのご夫婦はどちらにもまだお子さんがいません。

しかし、周囲には子育て真っただ中の家族が多いそうで、そんなご家庭に遊びに行く機会もしばしばあるそうです。

その2組の夫婦とインテリアや整理整頓などの話で盛り上がる中、興味深かったのが、「子どもがいる家はなぜ散らかって見えるのか?」「子どもがいるのに片付いて見える部屋とは?」という話題でした。

子どものいない夫婦が感じる「生活感を感じさせない部屋」とは?

●床に物が“散乱”していない

床が一面見えた方が広く感じるのは確か。日々の片付けの中で筆者も経験済みです。

できることなら毎日いつでも床に何もない状態をキープしておくのが一番ですが、彼ら曰く、床には物があってもいいそうです。

重要なのは「散乱」させないこと。「まとめる」「積む」など、意図を感じる整頓が重要 なのだそうですよ。

A夫(39歳/メーカー勤務)「床に物が置いてあるのにスッキリ見える部屋に共通しているのは、考えられてそこにある、ということ。放置されて散らばっている状態とは明らかに違い、ディスプレイされている感じ。こまごました物をボックスやカゴに整理して部屋の一角に積み上げたり、種類や材質ごとに分類したり並べたりするやり方なら手間をかけずにまとめることができるんじゃないかな」

A妻(37歳/会社員)「ボックスやカゴにまとめたからといってズラッと並べていると締まりがないし空間も狭く見えてしまうので、物が置いてあると部分と何もないところをしっかり分けると、メリハリがついていいかもね。あまりに収納するべき物が多い場合はカラーボックスやチェストなどを利用して、ゴチャゴチャ感が見えないように整理するのがいいと思う」

B妻(40歳/フリーデザイナー)「子どものいる家で床におもちゃが落ちている、というのは当たり前のことだと思うけど、少しでもスッキリさせたいなら、散らかっていてもOKなスペースを限定し、そこ以外の廊下やリビングは何もない状態をキープするといいと思う。以前、そのやり方を実践しているお宅へお邪魔したことがあるんだけど、色味のある部分とない部分がはっきり分かれていたから、乱雑な感じは全然しなかった」

B夫(40歳/会社員)「散らかっていてもいいスペースと、絶対に片付いているスペースをしっかり区別している家は、子どもスペースが多少散らかっていても家全体はスッキリ見えるよね」

●消耗品や商品のパッケージが目につかない

もっとも生活感を感じさせるのがパッケージ類 。でも、生活しているのですからパッケージが溢れるのは当然のこと。ですが、徹底的に隠せば生活感をグッと抑えられることも事実。

手始めに、存在感ありすぎるビビッドカラーを隠して遠くから眺めてみましょう。明かな違いを感じ取ることができたなら、隠す収納も苦にならないタイプかもしれませんよ。

B妻「最近は、赤ちゃんがいる家でもおむつやおしりふきのパッケージはほとんど目にしないかな。みんな中身をカゴやボックスに移し替えて見えないように収納してるみたい。あと、あらゆる家庭で目に付きがちなロゴといえばボックスティッシュだけど、これも専用のケースに移し替えている家庭が多いかな。インテリア性の高い変わったデザインのティッシュケースを見ると、『素敵だな』と感じる」

A妻「キッチン周りの食品、洗剤のロゴも生活感が出すぎてしまうよね。あと、子ども用の食器やエプロンって派手な色のものが多い印象だから、キッチン周りに色味が少ないと、子どもがいるのにシンプルだな~と感心する」

B夫「カレンダーやポスター、ラグなど、面積の広いアイテムにキャラものがバーン!と見えると、『ザ・子どものいる家』って感じがする。あと、おもちゃのパッケージもなかなかのインパクトだし、男の子が大好きなあの電車のレールの青色も。そもそも子どものいる家のイメージってそういうものだから、目のつくところにキャラクターや色味が少ないと、『小さな子がいるのに落ち着いてるなぁ』と感じる」

A夫「子どもが好きな物は排除する必要は全然ないと思うけど、あるのとないのとでは、部屋のイメージがだいぶ変わることは確かだよね」

●「子ども向け」にこだわらない、大人目線のインテリア

赤ちゃんが生まれると、しばらくは家の中で過ごす時間が増えますよね。

だからからこそ、家での時間をもっと楽しみたい 、さらに心地よい空間を作りたい 、というパパとママが多い証拠なのかもしれません。

子どもも、幼くともその空間の心地良さを感じ取ることができるようで、筆者の長女の話を聞いていると、「○○ちゃんのおうちはオシャレだからまた遊びに行きたい」とか、「○○ちゃん家のカウンターでカフェごっこをした」などという話題が聞こえてくることもしばしばです。

B夫「ベビーゲートや赤ちゃんの安全グッズなど、一時的に部屋を子ども向けに変えなければならないこともあると思うんだけど、それでも、色使いや雰囲気などインテリアに大人のこだわりが見えるとカッコいい家だなと思う。高価なソファやラグに落書きされて泣いている友人も何人も見てきたけどね」

A妻「借り物のベビーベッドが家の中でどうしても浮いてしまうって言っていた友人もいるけれど、一時的な物だしそこはしょうがないよね」

B妻「ベッドメリーやガーランドなど、赤ちゃんのためのアイテムや装飾品をあえて白やベージュメインの色味で統一していた友人がいたんだけど、その空間が海外の部屋みたいで本当にオシャレだった。赤ちゃんだからカラフルがいい、というのは私の既成概念だったんだなぁ、と」

A夫「ランプシェードや時計、壁面など、子どもが触れることのできない場所には大人のこだわりが詰まっていることが多くて、いつも見るのが楽しい。植物、ファブリック、ポスターなどもついつい見ちゃう。小さな子どものイメージとかけ離れた印象のモノやハードな素材があると、そのギャップがなんか面白くて」

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いかがでしたか?

この後もまだまだ続き、わが家も参考にしたい意見がてんこ盛りでした。

片付けても引っ張り出され、整頓してもまた散らかされ……、そんな毎日に失いかけていた整理整頓熱でしたが、この日の雑談がいい刺激になり、また燃え上がってきました!

立場の異なる人からの客観的な意見、時には必要なのかもしれません。早速今夜、子どもたちが寝静まったら、コソコソ部屋改造しようと思います。

小さいお子さんがいらっしゃる方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
●ライター/NANARUKA

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