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仕事が終わっても帰ってこない?夫をフラリーマンにさせない秘訣とは?

  • 2017.10.11

こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。

先日、NHKの番組で紹介されていたのは『フラリーマン 』と呼ばれる、”仕事が終わっても家に帰らず、フラフラと街をさまよう男性たち”でした。

もし、あなたの夫がフラリーマンだったら・・・。

『フラリーマン』の実態と”ふらり”してしまう事情をまとめました。

●『フラリーマン』とは?

『フラリーマン』という言葉は、2007年に発売された『上司が読めると面白い』という本の中に出てきます。この書籍は、目白大学名誉教授で社会心理学者である渋谷昌三さんによって書かれたものです。

昨今、働き方の改革が進んでいます。その中で、ある理由から「まっすぐ家に帰らない・帰れない男性」が増えているという状況です。『フラリーマン』と呼ばれるこの男性たちは、仕事が終わったあと、真っ直ぐに帰宅しないでさまざまな場所(本屋・電気屋など)で時間をつぶしているのです。

以前、「自宅に帰ることが怖い」と感じる『帰宅恐怖症』を妻のモラハラが怖い! 夫が「帰宅恐怖症」になる原因と解決法でもご紹介させていただきましたが、それとはまた違うものだと考えてください。

『フラリーマン』は、ある理由で自ら真っ直ぐ帰宅せず、「ひとりの時間 」を取っているのです。

●なぜ”フラリーマン”になるのか

男性たちが仕事後に帰宅できない理由は、夫婦間にあります。その理由を例にして挙げてみました。

*早く帰れば帰ったで、「夕食の支度ができない」と言われる
*家事の手伝いをしても「そうじゃない!」などと言われる
*「なんで早く帰ってくるの?」と言われ、家にいても肩身が狭い
*妻が子どもと結託をしているような感じで入り込めない疎外感を感じる

などという妻からの攻撃を受けているためです。

妻からすれば、「そんなことで?」と思うことでしょう。しかし意外にも家庭にいて邪魔者扱いを受けることは精神的に苦痛を感じます。

こういった精神的苦痛は、夫婦間のコミュニケーション不足が関係していると考えられます。

妻が強く出てしまい過ぎると、夫は配偶者に対して一種の恐怖 を感じてしまうのです。しかも、妻が子どもとがっちり密着していると、帰宅しても「自分の家なのにいたくない・疎外感を感じて肩身が狭い」と思ってしまい、大きなストレスになってしまうのです。

●“フラリーマン”を卒業する方法

ズバリ、仕事が終わったら、帰宅してもらえるような雰囲気作りや話し合い をすることです。この場合、夫婦間のコミュニケーションをしっかり持つことがポイントとなります。

・夕食の支度などを含めた家事は、分担してやる方法を見つける
・「ひとり時間」をお互いに取ることができるように協力し合う
・仕事は男、家事は女という考え方を少しずつ変えていく
・明日の予定を前の日にお互い(家族みんなでもOK)に知らせて何ができるか相談する
・妻は夫にお願いできる範囲(洗濯なら取り込んでかごに入れるまでなど)を決める

こういった話し合いを夫婦間でしっかり持つことが大切です。それだけでなく、ストレス解消となる「ひとり時間」を夫だけでなく妻も持てるように 工夫することが、円満な解決方法に一役買ってくれるはずです。

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夫だけがフラリーマンとして、「ひとりの時間」を持つことだけでなく、その自由さを夫婦で分かち合うことを考えてみると、家にいて自分の必要性を感じてもらえるはずです。

「ひとり時間」が必要なのは、妻も一緒なのです。夫が精神的苦痛を感じ、帰宅することに恐怖を感じるということは、原因があるはずです。
そのために、夫婦でしっかりコミュニケーションを取って話し合い、どうすればお互いにとって家が居心地良くできるか、お互いが「ひとりの時間」を持てるかを考えることから始めましょう。

【参考書籍】
上司が読めると面白い
著:渋谷昌三

●モデル/TOYO
●ライター/桜井 涼

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