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100年以上続く伝統の味! 大阪を代表する昔ながらの洋食店

  • 2017.10.11
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ノスタルジックな雰囲気と佇まいの洋食店

ノスタルジックな雰囲気漂う大衆食堂「自由軒」は、ナンバセンター街アーケードの中央に位置しています。店内は、伝統ある味を求めて訪れるお客さんでいつも賑わっており、外国人観光客も多く訪れているお店です。

店内には2代目の店主が趣味で集めたものが飾られています。今は、4代目の店主がお店の味を守り続けており、人気の絶えないお店です。

戦前から変わらず愛され続けている、歴史ある洋食店

1910年に大阪初の西洋料理店として創業しました。創業当初は、ビフカツをはじめとする西洋料理を格安の値段で提供し、お店は大繁盛。人気店となっていました。

しかし、1945年の第二次世界大戦によって、辺りが焼け野原になり、お店の一部が消失。それを2代目の店主が、創業の地である難波にお店を再建させたのです。そして1985年頃、お店のカレーがメディアにとりあげられたのがきっかけとなり、「自由軒」の名前が全国に知れ渡りました。

洋食といえばこれ! 安心安定のおいしさを味わえる

洋食といえばオムライスを思い浮かべる人も多くいるでしょう。「自由軒」の「オムライス」は、安心安定した美味しさで人気のメニュー。オムライスといえば、半熟卵を使ったものも多くありますが、「自由軒」のオムライスは昔ながらの薄焼き卵でしっかり巻いたオムライスです。

ごはんが透けるくらい薄い玉子に包まれたご飯に、たっぷりとソースがかかっています。一口食べると、どこか懐かしい味が口の中に広がり、くせになることまちがいなしです。

くせになるおいしさ! 伝統ある味と誰からも愛される味

人気メニューである「串カツ」は、サクサクしてやみつきになる美味しさ。優しい味のカツとソースの相性が抜群の一品です。

名物カレーの秘密に迫る! 誕生秘話と歴史を紹介

お客さんに本当においしいものを提供したいという思いから作られた「名物カレー」。カレーの上に生卵をはじめてのせたのが「自由軒」です。カレーに使われる具は、牛肉とたまねぎのみ。さらに、だし汁がアクセントとして使われているので、他のお店では味わうことができない独特の風味を出しています。

創業当初から人気のメニューであったカレー。当時は炊飯器のようなご飯を保温できる調理器具もなく、熱々の状態でカレーを提供できませんでした。そこで店主が、ご飯が冷めていても熱々のカレーをかければあたたかいカレーを提供できることに目を付け、現在のカレーの原型である混ぜカレーが誕生したのです。

さらに、当時は高級品であった玉子をのせることで、味や深みをアップさせ、栄養価の高いカレーがうまれました。今でも、カレーは創業当初と変わらない手法で、時間をかけて調理されています。

「自由軒」は、地下鉄御各線「なんば駅」の11番出口から徒歩3分くらいの場所で、ビッグカメラの向かいにお店があります。雰囲気あるお店はもちろん、100年近く愛され続けているお店の味を是非堪能してみてください。

スポット情報

  • スポット名:自由軒 難波本店
  • 住所:大阪市中央区難波3-1-34
  • 電話番号:06-6631-5564
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