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年齢が出やすい「手」自宅でできる日常ハンドケア&スペシャルケア

  • 2017.10.10
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”手”は、年齢と生活感が一番現れる場所。顔より10年早く老化するとも言われています。
レジで支払いをしたり、書類を書く時、名刺を差し出す時、カップを持つ手、写真を撮る時 ……自分は気にかけていない瞬間でも人の目に触れる機会がたくさんあります。
また手は、洗い物をしたり、料理を作ったりと、一番の働き者と言ってもいいかもしれません。

顔はメイクで隠せても手はすっぴんで勝負しなければならないのです。そんな手をキチンといたわって、しっとりとした美しい手をつくるハンドケアを紹介します。
 

■手荒れの原因

1.水仕事
手荒れの原因の多くは、何と言っても”水仕事”によるものです。
私たちの皮膚は皮脂膜によって、外部刺激や乾燥から守っていますが、洗い物で使用する洗剤は手から皮脂や油分を奪い去ってしまいます。さらにこれからの季節、お湯で洗い物をする機会が増えてきます。お湯も皮脂を奪う原因になるのです。また、毎日行うお風呂でのシャンプーでも手の油分を奪います。
 
2.紙や物に触れる
事務、銀行員や梱包の仕事をしている方など、紙や本、段ボールなど触れる機会の多い方は手の油分を奪われやすいので、普通の方よりてが乾燥しやすい状況になります。
また、日常生活の中でも、洗濯をたたむ作業は思った以上に手の乾燥につながります。アルコール消毒のし過ぎにも要注意です。
 
3.アレルギー
手の荒れを防ぐために、ゴム手袋を使用して水仕事を行っている方も多いと思いますが、このゴム手袋が原因で手荒れが起きてしまうこともあるのです。ゴム手袋は使用後裏返してしっかり洗浄、乾燥を行い、いつも清潔にしておきましょう。
 
4.ケア不足

水仕事の後、手をキレイに拭かず自然乾燥をさせている方は要注意です。水分が残っていると角層がふやけて、バリア機能が弱くなってしまい手荒れの原因となります。キチンと手を拭きましょう。
 
5. 紫外線
顔の紫外線ケアは念入りにやっているけれど、手のケアをおろそかにしている人も多いのでは? 使う頻度が高い分、こまめに塗り直すことも必要です。
 

■ 簡単ハンドケア方法

1.キレイに洗う
まずは、手をハンドソープなどで優しく洗い、ホコリなどの汚れを落とします。すすぎを十分行いましょう。

洗った手はキチンと水分をふき取ることがポイントです。そのままにしておくと乾燥の原因になってしまいます。
2.水分を与える
手も顔と同様に、まずは化粧水でたっぷり水分を与えましょう。
3.ハンドクリームでマッサージ&保湿
普段より多めのハンドクリームを手のひらで温めてから、両手に塗り広げましょう。温めることでクリームののびがよくなりなじみやすくなります。
指の間や爪のキワまでくまなくのばすのがポイントです。
まず、ハンドクリームを塗った両手の平を擦り合わせて、手を温めます。

右手の親指を左手の手の平に当て、残りの4本は手の甲に当て、右手で左手をはさみます。手首から指先に向かって右手で圧力をかけながら揉みほぐします。(4~5回、反対の手も同様に行います。)

次に両手の指を握り合わせ、ギュッギュッと指と指の間に力を入れます。(気持ちいいと感じる力加減で、じんわり温まるくらいです。)
両手を組んだまま、手首を回したり、指と手をひっくり返してのばすことで指先まで血の巡りを良くします。

一本一本の指を指の付け根から指先に向かって圧をかけながら押していきます。最後に人差し指と親指の間のツボを優しく押して終了です。
 

■スクラブでスペシャルケア

特別な日の前の日はスペシャルケアをプラスしてみてください。
1.スクラブ
ハンドソープで手を洗った後、水気をとり”スクラブ”を手の甲にのせ、反対の指の腹でクルクル円を描くようになじませます。指の関節部分は、より丁寧に行いましょう。マッサージが終わったら十分すすぎましょう。
2.ハンドパック
ハンドソープで清潔に手洗いした後、化粧水に保湿の美容液を1滴混ぜて手につけます。その後ハンドクリームをつけてビニール袋かラップで手をくるみ、タオルで巻いて3分。3分経ったらラップを外してハンドクリームをなじませます。しっとりツヤツヤな手になります。

毎日酷使している手、自分に合ったハンドケアを取り入れて、しっとり潤ったなめらかな手を目指してみて下さい。
年齢が出やすい「手」自宅でできる日常ハンドケア&スペシャルケアはWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

a.kumi

「コスメライセンススクール広島校」・「Beautystudio Gaiiery」の代表をしており、長年美容業界で携えた知識と技術で年齢に抗うことより心身ともに健康で美しく年を重ねる提案を発信中。

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