お酒は百薬の長!? アルコールと寿命の意外な関係

【男性からのご相談】

妻から、「お酒を毎日飲んでいると、寿命が短くなるよ」と言われました。でも、お酒は百薬の長という言葉もあります。妻の言っていることは本当なのでしょうか? もし本当だとしたら、一日でどれくらいの量に抑えておけばよいのでしょうか? 正確な数字が知りたいと思います。

●A. お酒は敵にも味方にもなります。

こんにちは、フードライターの大塚朝香です。

年末年始の季節になり、アルコールを飲む機会も増えてきました。しかしそこで気になるのが、やっぱりお酒の害でしょう。そこで、ここでは、フードアナリストの私が、“お酒は敵か味方か”という疑問に答えていこうと思います。

●米国で出された見解3つ

1993年に米国保健科学協議会によって出された研究で、

・1……2~4日に1~2杯のお酒を飲む人は、死亡リスクが少なくなる

・2……まったくお酒を飲まない人に比べると、適度な飲酒をしている男性は、死亡リスクが21%~28%少なくなる

・3……過去13年間において、適度な飲酒をしている人間は、あらゆる病気での死亡リスクが少ない

ということが分かりました。

これらは、飲酒によって適度に緊張がほぐれ、ストレスが軽減されることが理由の1つと考えられます。

●Jカーブと適正飲酒量

しかし、“お酒は飲めば飲むほど良い”というものではありません。飲酒の量が増えれば、むしろ逆に、死亡リスクは高くなります。これは“Jカーブ曲線”と言われています。

では、“適量”とはどのような量を指すのでしょうか。もちろんこれは個人差がありますが、ビールなら中瓶1本程度(1日)、ワインなら2杯程度(1日)とされています。

●アルコール依存症とは

逆に言えば、このように“適量”を守って飲酒をしている分には、お酒は力強い味方と言えます。しかし、アルコール依存症などになると話は別です。

【アルコール依存症の症状4つ】

・a……お酒を飲みたいという欲求が非常に強い

・b……やめようと思っても、お酒がやめられない

・c……禁断症状がある

・d……飲酒のデメリットが分かっているのに、やめることができない

などのような症状が出てきます。

アルコール依存症の場合、“自分とお酒の付き合い方”が問題にされることが多いのですが、飲酒量としての1つの目安もあります。それが、“ビールで大瓶3本以上、日本酒で3合以上”です。

これよりも多くの量を、しかも継続的に飲んでいるのであれば、ライフスタイルを見直すことが大切です。

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お酒は、健康上も精神上も、味方にもなれば敵にもなるものですので、上手に付き合っていきたいですね。

(ライタープロフィール)

大塚朝香(フードアナリスト)/家でできるダイエットで、1年で17kg減量したアラサーライター。ファミレス勤務→葬儀会社勤務→デパート勤務を経てライターに。デパート勤務時代やダイエット時代に学んだ、「おいしくてヘルシーで安く、満腹感があってお洒落なメニュー」を編み出すのが得意。3000以上の美容記事を執筆し、100以上のオリジナルレシピを発表し、糖尿病や高血圧、メンタルヘルスにも携わってきました。母が看護師、兄が社会福祉士、姉が介護福祉士のため、医療や健康面の質問にもお答えできます。

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