ブランド設立20周年を迎えたトーガ。節目のシーズンにロンドンで2018SSを発表。

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今年ブランド20周年を迎えたTOGA。さまざまなインスピレーションを複雑にミックスしてひとつの世界観に仕上げる古田泰子が、今季ロンドンで披露したものとは？

2014-15年秋冬コレクションより発表の場をロンドンに移し、2016年春夏からはロンドンでランウェイショー形式で発表を行っているトーガ。今年でブランド設立20周年を迎えた。日本人女性が表現する独自の視点が光るデザインや女性像は、世界でも高い評価を得ている。

今シーズン、ランウェイに次々と登場したのは一風変わったメンズジャケット。デザイナーの古田泰子は、丈をクロップしたり、裏地をミックスさせたり、ロング丈のコートに変身させたりとバラエティ豊かなアレンジを加えた。スライスを加え背中を大胆に見せたジャケットからは女性らしさが漂う。シックなカラーと相まって、全体的にクールな印象だ。

トレンドのプラスチック素材を使用したコートやスカートも要チェックだが、やはり凝ったディテールが持ち味。裾に穴を開け、縁にビーズの刺繍を施し華やかに装飾したロングドレスはオリジナリティがある。太さの異なるプリーツスカートをはじめ、肩から裾にかけてメタリックのラインが流れるようなホワイトドレスなどもブランドの個性を表現。会場となったのは、ロンドンで一番古い教会として知られるサザーク大聖堂。神聖なムードに負けない、上品な煌びやかさと優美さが感じられるひと時だった。

ブランド設立20周年を迎えたトーガ。さまざま

参照元：VOGUE JAPAN