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“物語”を着る。新ブランド《maturely》デビュー

  • 2017.9.19

こんにちは、佐竹です。

 

ようやく秋らしい気温に近づいてきた今日この頃。

皆様、秋支度はすでにお済みでしょうか??

 

BEAMSの店頭はすっかり新シーズンもスタートし、秋冬仕様に。

ニットはもちろん、早くもファーアイテムやアウター類まで、冬が待ち遠しくなる豊富なラインナップが揃っています。

 

新シーズンといえば、BEAMSにはビッグトピックが1つ。

つい先日、BEAMSの新ブランド《maturely / マチュアリー》がデビューしました。

 

ディレクターは、<BEAMS BOY>のディレクターを務める須藤由美。

MODEとTORADITIONALを組み合わせた“MODETRAD / モードトラッド”をブランドキーワードに、トラディショナルなウエアが持つ背景をモダンに昇華したデザインを提案しています。

“maturely”という言葉は、直訳すれば“分別深く”“大人びた”という意味ですが、この言葉には、モノやコトの本質、洋服のバックボーンやストーリーを大切にしてきたディレクターの価値観を表しています。

 

こちらの写真は、関係者向けに行ったブランドのローンチパーティの最後に、涙目のディレクター須藤と撮ったもの。

ローンチまで、須藤は1年近く準備に準備を重ね、一点一点のアイテムに愛情を目一杯注ぎ、このイベントは言わば、それがようやく形になった瞬間。その1年には、私たちの知らないような苦労やこだわりがたくさんあったはず。

 

プレスという仕事は、そういった“物作り”をする側とお客様とをつなぐ、“橋渡し”をする仕事。ブランドのローンチという貴重なシーンに、プレスという立場として携われたことが、とっても嬉しく思えた瞬間でした。

 

また、《マチュアリー》のアイテムはその一点一点に物語があるのも特徴です。

インスパイアの元は、50年代イタリア軍山岳部隊のミリタリーウエアやスペインの闘牛士の衣装、東欧の人が刺繍の色に込めた想いなど、一概に“トラディショナルなウエア”といっても、そのアイテムによってバックボーンは様々。

 

どうしてそういったデザインになったのか、このディテールには何の意味があるのか。洋服の進化の歴史は、壮大な“物語”です。

そういったバックボーンを理解した上でお洋服を纏う。

本質を捉えるからこそ、より自由にファッションを楽しめる。今まで洋服に深く向き合ってきたからこそできるディレクター須藤の表現が、《マチュアリー》というブランドの根底にあるのです。

 

“物語”を纏う。ぜひ、新ブランド《マチュアリー》の世界観を、店頭にて感じていただければ幸いです。

佐竹彩

1989年生まれ。2013年にBEAMSに入社。ショップスタッフを経て、同年にPR部門に移動。現在は、一人前のプレスになるべく日々奮闘中。

ファッションを中心に(時には脱線しながら)、“今”気になるモノやコトを綴ります。

Instagram:@ayasatake

《マチュアリー》全LOOKはこちら:

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