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クルーズの旅にインスパイアされた、シャネル「フライング クラウド」

  • 2017.9.14
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碧い海、青い空が広がる展示会場で発表されたシャネルの新しいコレクションは「Flying Cloud(フライング クラウド)」。これはガブリエル シャネルが1925年にモンテカルロで出会い、6年間交際していた第二代ウエストミンスター公爵ヒュー・グローヴナーが購入した大型ヨットの名前である。

夏の地中海の雰囲気を再現したパリの展示会場。

パリに先立って、南仏のロックブリュンヌ・カップマルタンでコレクションのお披露目があった。会場はその地の丘にシャネルが1928年に建てさせたラ・パウザという名の別荘。シャネルがこだわった修道院を思わせるシンプルな内装の美しい家で、オリーブの樹とラベンダーが庭園を満たしていたそうだ。彼女がウエストミンスター公と安らぎの時間を過ごしたのが、この家であり、そしてフライング クラウド号だった。

水兵たちの刺青を意味する“セイラー タトゥー”リングや、“ヨッティング デイ”ブローチなど、贅沢なクルーザーの旅がジュエリーをインスパイア。

青い空のもと、地中海、アドリア海をクルージング。船体を囲む紺碧の海、船をつなぎとめる錨、ロープのノット、水夫たちの腕に彫られたタトゥー、水夫のユニフォーム、エスパドリーユの靴底、流れるような白いビーチ・パジャマ…… 「フライング クラウド」は贅沢なクルーズの世界から限りないインスピレーションを得ているコレクションだ。ダイヤモンド、サファイア、ゴールド、パールが絡み合い、煌めきに溢れる優雅でゴージャスなジュエリーはモード感が高く、日焼けした肌にとてもよく似合いそう 。

パールとロープの結び目がインスピレーション源の「エンドレス ノット」や、マリンストライプを思わせる「セイラー スーツ」など、小さな指輪にも広々とした海を突き進むクルージングの時間が凝縮されている。

浮き輪からイヤリングの「プレシャス フロート」が、錨からカフブレスレット「セイラー タトゥー」が生まれた。

海軍士官の制服を飾るモールをイエローゴールドで表現し、クッション・カットのダイヤモンドと組み合わせたゴージャスなシリーズは「ゴールデン ブレード」。

フォルムで縞を描いたり、ダイヤの上にサファイアを縦に並べたり……マリンストライプをさまざまな方法でジュエリーに取り入れているコレクションだ。
©Chanel Fine Jewerly

Chanel
18, place Vendôme
75001 Paris

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