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神秘的な空間で身も心も癒される!京都の美しい苔庭でエネルギーチャージ

  • 2017.9.7

門跡寺院として歴史を積み重ねてきた三千院

京都の有名な観光地である三千院。京都の街中から少し外れた場所にあり、薬師如来を本尊としている天台宗の寺院として知られています。

大昔には、仏教の修行者が世間の暮らしから離れるために身を置いた場所でもあるこの寺院。当時の雰囲気をそのまま残したような空間は、訪れる人の心を魅了します。

長い歴史の中で何度も移転を繰り返してきた寺院

8世紀に天台宗の開祖として知られる最澄が、比叡山に小堂を建設したことで三千院の歴史がスタートしました。建設されたばかりの名前は、三千院ではなく「円融房」。その後に滋賀県の現・大津市に移転し、名前を「円融院」に変更します。

平安後期には最雲法親王が住職を務めるようになり、そのことから「梶井門跡」という名前に変更されました。1232年に寺院が火事に遭い、しばらく京都市内を転々と移動。1871年になりようやく今の場所である京都・大原に落ち着き、それ以来参拝者が絶えることのない寺院となりました。

一番の見どころは「苔庭」と「わらべ地蔵」

三千院の見どころともいえるのが、鮮やかな緑色が印象的な「苔庭」。宸殿(しんでん)と呼ばれる建物の前に広がる有清園にこの苔庭が広がっており、神秘的な風景に心を奪われます。

さらに、青々と生い茂る木々の中に、ところどころ姿を見せているお地蔵さま。このお地蔵さまこそが、三千院の代名詞にもなっている「わらべ地蔵」です。さまざまな表情やポーズをとっているわらべ地蔵たちは、苔庭の風景にしっかりと溶け込んでいるのが特徴。なんともいえない愛らしい表情は、人々の心を和ませてくれます。

季節によって全く違う表情を見ることができる三千院

新緑というイメージが印象的な三千院の風景ですが、実は季節によってそれぞれ違った表情を見ることができます。

春には桜やしゃくなげが咲き乱れ、やわらかく優しい雰囲気の苔庭。初夏からはつつじやあじさいが咲き、雨が降るとなんともいえない神秘的な空間が広がります。

秋から冬にかけては葉っぱが赤く色づいていく姿を眺めることができ、新緑の頃とは全く違う美しい景色に変化。様々な表情を見せてくれるのも、この寺院の特徴といえます。

三千院は心が疲れたときにぜひ訪れてほしい場所

建物の中から見える庭も、有清園に広がる苔庭も独特の癒しパワーを持っている三千院。歴史や寺院好きの方だけでなく、女性観光客からも人気を集めるのはそんな癒しパワーがあるからこそです。のんびりとした空間の中で幻想的な景色をながめられるということもあり、疲れたときのエネルギーチャージスポットとしてもおすすめです。

京都市営地下鉄烏丸線「国際会館駅」から大原行きの京都バスに乗り、大原のバス停で下車。そこから10分ほど歩いた場所にある三千院は、自然の空気を吸うのにもぴったりです。日々慌ただしく過ごしている方は、のどかな風景のなかで心のデトックスをしてみませんか。

スポット情報

  • スポット名:三千院
  • 住所:京都府京都市左京区大原来迎院町540
  • 電話番号:075-744- 2531

※本記事上の情報は公開時点のものになります。最新情報は公式ホームページにてご確認ください。

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