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知るほどにシビれるスニーカー #深夜のこっそり話 #783

  • 2017.9.4

もともと時計やメカっぽいものが好きで、洋服も素材やディテールなどの“ちょっといい話”を聞くとますますのめり込んでしまう、どちらかというと男子っぽい傾向だというのは自覚していましたが、今回もがっちりハートをつかまれてしまいました。NIKE(ナイキ)とLOOPWHEELER(ループウィラー)によるコラボスニーカーの第2弾、しかもすでに愛用しているのと同型の「ローシ ツー」で出ると聞いたら、もうじっとしていられませんでした。

LOOPWHEELERのスウェットの魅力はその柔らかな風合い。国内でも和歌山県のみで、数えるほどしか稼動していない貴重な“吊り編み機”という機械で編み立てられたスウェット生地が用いられています。現在の一般的なスウェット生地の編み機が1時間に10mほど編めるのに対し、吊り編み機はわずか1mほどしか編むことができません。熟練した技を要し、大量生産には向かない旧式の方法ゆえに、この製法で生地を作る工場は激減してしまいました。しかしその“ゆっくり編む”という製法が、糸に余計なテンションがかからず、ふんわりとした風合いにつながるというわけです。

と、ご存知の方には“耳タコ”ですみません……な内容でつい熱くなってしまいましたが、難しいウンチクを抜きにしても、インディゴの味わい深い色合い、履き心地のよさも折り紙付き。どんなコーディネートに合わせようかと考えながら眠りにつく、楽しい夜がしばらく続きそうです。(エディターMT)

ループウィラーのスウェットでおなじみの袖口のタグが、かかとのテープになっているのもグッときます

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